ノリノリ~アボジ熱唱 3

dilbelau

2013年11月27日 08:58

つづき

今回発売した18集アルバムには、冒頭で歌った 『거짓말』(うそ)と、『아름다운 걸(girl)』(美しいGirl)、『우산』(傘)の計3曲の新曲も収録されているそうだ。もちろんいずれもコンサートで披露してくれた。『아름다운 걸(girl)』 はアップテンポの元気のいい曲だ。

『우산』(傘)は、日本の作詞家もりちよこさんが書いた歌詞なのだそうだ。「私、とっても傘が好きなんです。私を守ってくれる、私のことを認めてくれる、私にとって傘はそんな存在なんです」 というインスニ。元気な曲もいいが、こういうしっとりと歌い上げる歌もとても魅力的だ。

そして後半はホットパンツ姿で登場。一段とノリノリで。50代とは思えないボディラインに会場から 「きれい」 とか 「スタイルもいい」 などと声がかかると、「化粧のせいですよ。化粧を取ったら、ちょっと・・・」 とおどけて答えていた。




会場の50~60代と思われるおばさんたちも一緒になって踊って大盛り上がり。



そうして一旦幕が下りたが、当然会場からはアンコールの声と手拍子。その声に応え、翡翠色の衣装で現れたインスニは、『아버지』(アボジ)を熱唱。彼女が書いた曲ではないが、自身の父親に対するいろいろな思いが伝わってくるようでじーんときた。




あるインタビュー記事によると、父親とはインスニが13歳のとき連絡が途絶えたそう。それでも恨んではいないという。父親の血が流れる自身の肌の色を恨めしく思って葛藤したり、挫折感や劣等感を味わったり、そういうことはすでに小学生のときにすべて経験し、与えられた運命だと早くに観念して生きてきたという。

暗く辛い過去を背負って生きてきたみたいによく言われるが、歌手になってからはそういうことで苦しんだことはないのだという。



つづく

関連記事