秋の夜の広安里

dilbelau

2013年09月22日 08:30

先日、仕事が長引いて帰りが遅くなったので、夕食は夫と待合せていつものミルミョン店で食べることにした。一時は釜山も、今年はもうミルミョンを食べることもないだろうと思えるほど急激に涼しくなったが、その後残暑が少しぶり返した。

とはいっても暑いのは日中だけで、朝晩は涼しい。夏の間はほぼいつもミルミョン店の前には行列が出来ていたが、その行列ももうなくなり、あんなに満員だった店内もひっそりと静かになっていた。メニューにも、冬期限定の쇠고기국밥(牛肉クッパッ・5,000w)が追加されていた。

私たちはいつものムルミルミョン(3,500w)とマンドゥ(3,000w)を注文。ミルミョンは変わらぬおいしさだったが、静かな店内の様子に、今年の夏も終わったんだなとしみじみと感じた。

おいしくいただいて店を出た後、ビーチ付近を少し散歩。最近は空気が澄んでいて夜景もよりきれいに見える。





三益(サミック)ビーチアパート沿いにある遊歩道の入口には、いつの間にかこういう看板ができていた(▼)。この遊歩道は数年前までは歩行者専用で、自転車の通行は禁止されていたが、現在は自転車も通行可能。事故防止のため歩行者と自転車の通路が区別されていて、それを表示するための看板だ。日中、太陽光で発電(?)して夜間はこのように光るらしい。



赤い巨大な植木鉢は、「바다 빛 미술관(海と光の美術館)」 の作品の一つ(▼)。フランスの Jean-Pierre RAYNAUD氏の作品で、タイトルは 「Le Pot / 화분 / 植木鉢」 で、生命の根源を表しているのだそうだ。夜はこうしてライトアップされる。


遊歩道ではこの日も大勢の人が歩いたり走ったり。遊歩道の中ほどに設置されている運動器具で運動している人もたくさんいた。けっこう年配とお見受けする人がなかなかハードな動きでトレーニングしていたり、一見 「(身体の)どこの運動をしているのかな?」 と思えるような不思議な動きをしている人がいたり。人目を気にせず、好きな場所で好きなように運動しているので、こういってはなんだが見ていて飽きない。それにしても韓国の人は運動が好きだとつくづく思う。

広安大橋には 「ダイヤモンドブリッジ」 という愛称があるが、こうしてライトアップされた様子を間近で見ると、その名前もぴったりだなと感じる。


広安大橋の向こう(橋桁と海面の間)には、遠くタルマジ方面の夜景も見えていた。



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