『藁の楯』

dilbelau

2013年09月11日 08:48

三池崇史監督の 『藁の楯(짚의 방패)』 を観に行った。クーポンがあったので、1人分の料金(8,000w)で2人観ることができた。韓国の映画はもともと料金が安い上にいろいろ割引を利用できるので、気軽に観に行ける。

今回利用したのは西面(ソミョン)のジオプレイス内にある 「CGV西面」。ジオプレイスは相変わらずのさびれっぷり。ほとんどの店舗は営業しておらず、館内には何とも言えない寂しい空気が充満していて、息が詰まるようだった。

ジオプレイスに限らず、大淵(テヨン)のSPARKしかり、西面のアイオンシティ・Dcity(旧ミリオレ)しかり、釜山の複合商業施設はどうしてこうもさびれてしまうのだろうと、いつも不思議に思う。

さて、『藁の楯』 の上映館内には、私たちを含めて客は6人ほど。私たち以外は皆1人で見に来ている若い女性だった。大沢たかおのファン??


映画は、状況設定や話の展開など全体的にちょっと強引だなと感じられた。「日本国民すべてを敵に回した」 という設定には無理があると。特に、看護師までもが・・・というシーンは、同じ看護師として 「それはないでしょ」。

そういえば先日見た 『설국열차(雪国列車)』 も暴力シーンが多く、観ていて疲れた。「暴力や性的描写、政治的主張のない、単なる楽しい映画を作りたかった」 というニコラス監督の思いから誕生した 『金同志は空を飛ぶ』 のような、明るく爽やかで後味のよい映画がまた観たくなった。

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