その日とれた魚で握るMr. Sushi

dilbelau

2013年09月01日 08:24

韓国(釜山)では街の飲食店の入れ替わりが非常に激しい。「あれ、あの店なくなってる」 とか 「あ、こんなところにこんな店ができてる」 などというのは日常茶飯事。

行きつけのミルミョン専門店の近くの 「미스터스시」(Mr. Sushi)も、「なんか工事してるな。何ができるのだろう」 と思ってたら、いつの間にか営業を始めていた。

オープン当初は、ものすごい数の開店祝いの花輪が店先に並んでいた。友人によると、海雲台(ヘウンデ)中洞(チュンドン)に本店がある 「行列ができる店」 なのだそう。海雲台には2号店もあり、この南川(ナムチョン)洞の店は直営店。

花輪の数もすごかったが、客の数もオープン直後から相当なものだった。

これまでの経験上、韓国のお寿司は、日本のお寿司の味を期待して食べるとがっかりすることが多かった。しかし最近は 「ホン寿司」 のように、けっこうおいしい店も増えてきているようなので、この 「Mr. Sushi」 にも一度入ってみることにした。

平日の夜だったが店内はほぼ満席で、ちょうど1つだけ空いていた席に座ることができた。店の間口は狭いが奥行きが広く、突き当たりのカウンターでは職人さんが寿司を握っている。若い女性の職人さんの姿もあった。


お寿司のメニューは 「寿司セット」(8貫とうどんorそば・午前のみ・10,000w)、「本日の寿司」(10貫・11,000w)、「ミスター寿司」(おまかせ12貫・22,000w)、「ヒラメ寿司」・「サーモン寿司」(いずれも10貫・15,000w)などがある。私たちは特選寿司(12貫・14,000w)を注文した。

ほかにもお寿司と刺身、天ぷら、うどんorアルパッがセットになった 「刺身定食」(2人以上・1人20,000w)や丼ものもある。

まず、ミニサラダとお味噌汁、ショウガ、らっきょう、白菜の漬け物風などが運ばれてきた。テーブルに備え付けられている醤油は日本製の刺身醤油。


細長い板に1列に並んだ寿司が登場。南浦洞(ナンポドン)の 「Mr. Choi Sushi」 もそうだったが、こういう盛りつけが流行っているようだ。


ネタの種類の豊富さは日本のお寿司に比べるとちょっと物足りないが、お味はおいしい。ワサビの量が多すぎて泣けてくる店もあるが、この店はワサビも適量だ。・・・と私は思ったが、夫の食べたお寿司にはワサビがけっこうたくさん入っていたそうで、握る人によって(?)違うようだ。



「Mr. Sushi」 は 「一貫性を持って、真心をこめて握る」 というのがポリシーだそうだ。「Mr. Sushiでは、儲けるために安い材料を使ったり、新鮮ではない材料を使ったりしません。その日獲れた新鮮な材料だけを使うことを、Mr. Sushiの名にかけて約束します」 と書いてある。

数年前に比べると、釜山で食べるお寿司もおいしくなった方だと思うが、どの店も同じようなスタイルで個性がないのが少し残念だ。これからに期待したい。


미스터스시(Mr. Sushi)南川直営店
釜山市水営区南川洞7-12
(051) 612-1261
営業時間:平日11:30~14:30・17:00~21:30、週末11:30~15:00・17:00~21:30
テイクアウトOK

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