真っ白なスンドゥブ

先日、ビザの延長手続きのため夫と釜山出入国管理事務所へ。最近は、ネットで訪問時間の予約をしてから行くようにしている。予約なしで行くと待ち時間が1時間というのはザラだが、予約して行くと時間のロスがなくて非常に便利だ。この日の予約は13時。

前回同様、入管の建物裏手にあるスンドゥブの店で、先に昼食を済ませておくことにした。平日なので12時を過ぎると付近の会社員で混み合うだろうと12時少し前に店に入ったが、すでに数組の客が入っていた。

私は前回と同じく촌순두부（チョンスンドゥブ・6,000w)を、夫は청국장(チョングッチャン・6,000w）を注文。

各テーブルにはナムルなどのおかずがセットされているので、好きなものを好きなだけ小皿に取り出していただく。この日はジャガイモの甘辛煮やソーセージのジョン、モヤシのナムル、ムチェ（細切り大根の酢漬け）、白菜キムチ、ニンニクの茎の和え物など。メインの料理が出てくるまで少し待つが、おかずをつまんでいると待ち時間もあまり気にならない。


やがてトゥッペギに入ったアツアツのスンドゥブとご飯、目玉焼きが運ばれてきた。ご飯とスンドゥブを別々に食べてもよし、ピビムパッのようにご飯・スンドゥブ・目玉焼き・ナムル類を混ぜて食べてもよし。好みの食べ方で。



テーブルには大きめのプラスティック製の器が用意されているので、私はそこにご飯と好みのナムル、コチュジャン、ごま油を入れてよくかき混ぜ、そこにスンドゥブを適宜かけてさらに混ぜながらいただいた。ごま油を加えると風味が増しておいしい。トッピングの韓国海苔はこの日はなかった。


スンドゥブは全く辛くなく、あっさりといただける。前回はもっとふわふわのおぼろ豆腐のような感じだったが、この日は絹ごし豆腐のような感じだった。

夫のチョングッチャンも大豆がたくさん入っていておいしかったそうだ。


私たちが食べている間にも、会社員らしき人たちが次から次へと入ってきてあっという間に満席になった。スンドゥブ以外にもキムチチゲやテンジャンチゲ、コングクス（夏期のみ）などメニューが豊富で、値段も比較的手ごろ、おかずも食べ放題なのが人気の秘訣だろうか。また、8人まで一緒に座れるようなテーブル配置になっているのも、大所帯の部署の人には都合がよいのかもしれない。



食べ終えて13時に入管へ。電光掲示板の数字によると、50人近くの人が自分の番が来るのを待っていた。いつ来ても大変な混雑ぶりだ。私たちは予約していたおかげで13時ちょうどから10分ほどで手続きが終わった。便利なシステムだ。

우리콩 손두부（ウリコン ソントゥブ）
中央大路沿い「大韓航空ビル」裏手
(051) 441-8767