やっぱり釜山が一番 28

dilbelau

2013年08月12日 17:12

つづき

釜山駅からバスに乗って我が家に戻る。一休みして、夕食を食べにいつものミルミョン屋さんに向かった。ソウルで釜飯屋さんに連れて行ってくれた友人が 「ソウルにはミルミョン屋さんがないから寂しい」 と言っていたが、そうだろうと思う。

食欲があまりないときでもツルツルと食べれてしまうミルミョンは、暑い夏の味方だ。私たちがこの日の夕食に何となくミルミョンを選んだのも、ソウルから釜山に帰ったことを胃袋が確認したがっていた(?)からかもしれない。

相変わらず店先には行列ができていた。もっとも、ミルミョン専門店は客の回転が速いため、さほど長く待たなくても店内に入れる。


ムルミルミョン(3,500w)1つずつと、マンドゥ(3,000w)も1皿注文。しめて2人で10,000wという手頃な値段も嬉しい。まず、熱々のユクス(肉の茹で汁)が入ったやかんが運ばれてくるので、これを少しずつ飲みながら注文の品を待つ。


まずマンドゥが登場。薄めの皮の中にはジューシーな具がぎっしり。


釜山の名物料理の1つ、ミルミョン(▼)。好みで酢とカラシを加えていただく。


麺の上には茹でた豚肉のスライスと、酢漬けの大根、キュウリの千切り、半分に切ったゆで卵、そして真っ赤なヤンニョムがトッピングされている。ヤンニョムをスープでとくように混ぜるとスープの色が赤っぽくなるが、あまり辛くない。


大変おいしくいただいた。これを食べるとますます、釜山に戻ってきたんだなという実感がわく。

본가밀면전문점 南川店
釜山市水営区南川2洞7-7
(051) 628-7577


食後、広安里(クァンアルリ)ビーチを散歩。日が暮れてもビーチで涼む人は多い(日が暮れてからの方が人が多くなるほど)。けっこう遅い時間帯でも、ベビーカーを押した小さな子ども連れの姿もけっこう見かける。



花火を楽しむ子どもたち(▼)。


2007年7月以来6年ぶりに訪れたソウルは、懐かしい風景もあり初めて見る景色もあり、楽しい2泊3日だった。やはり一国の首都らしく何もかも規模が大きく、いろいろなものが集中していると実感した。若者が大学も就職もソウルで、と望むのも分からなくもない。

でも個人的には、たまに遊びに行くには面白いが、やはり釜山の方が生活するにはいいなと思った。都会過ぎず田舎すぎず、便利に暮らせて自然もそこそこ残っている。夏の暑さも冬の寒さも他の地域に比べるとマイルドで、人々も気さく。食べ物もおいしい。5年半暮らした土地への愛着がそう思わせるのかもしれないが、それを差し引いてもやはり釜山は暮らしやすいいいところだと思う。


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