甘川文化マウルへ 3

dilbelau

2013年05月30日 08:43

つづき

左右に細い急な石段がいくつも伸びる坂道をゆっくり歩いて行く。




軒先にタオルが干してあるのは、小さな理容室(▼)。のどかな空気が流れていた。


さらに高いところから見下ろした街並み(▼)。


中央やや右奥(▼)に、チャガルチ市場の建物が見える。カモメをデザインした屋根は遠くからでもよく目立つ。その左手にはロッテ百貨店光復(クァンボク)店。


それにしても、マウルバスがやたらに通る。一般の市内バスより便数が少ないはずのマウルバスが、じゃんじゃん通っていく。シャトルバス並みだ。しかもどのマウルバスにも人がたくさん乗っている。不思議だなとしばし考え、分かった。この先に감천문화마을(甘川文化マウル)があるのだろう。

甘川(カムチョン)文化マウルにはまだ1度も行ったことがなかったので、ついでに寄ってみることにした。

坂道をさらに上って行くとやがて、これまで通ってきた道路より広い片側1車線ずつの道路にぶつかった。その道路を少し上がるとほどなく、カムチョン文化マウル付近だと思われる場所に着いた。マウルバスのバス停があり、今降りたばかりと思われる人がたくさん立っていた。

道路の反対側の路地から観光客っぽい人がぞろぞろと下りてくるのが見えたので、そちらがカムチョン文化マウルかと思い私たちも歩道橋で道路を渡った。歩道橋からの眺め(▼)。私たちが歩いてきたのは、ちょうど黄緑色のマウルバスが出てきている道。手前のバスも乗客をぎっしり乗せたマウルバス。


道路の向こう側には감정(カムジョン)小学校があった。一瞬、감천(カムチョン)小学校かと思ったがよく見るとカムジョン小学校だった。壁には楽しげな絵が描かれていた。


2011年、カムチョン(甘川)マウルで開かれた 「ユネスコ国際青少年ワークキャンプ」 に参加した外国人の子どもたちが描いたものだそうだ。



カムジョン小学校は現在、1~5年は各1クラスでいずれも1クラス20~25人。6年は2クラスで1クラス14人だそうだ。韓国も日本と同じく少子化社会だが、この小学校は特に児童数が少ないようだ。

小学校の先にも細い道が続いていたが、どうやらカムチョン文化マウルはその先ではなさそうだったので、先ほどの歩道橋をまた戻った。

つづく

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