女人-鳥-変身
「映画の殿堂」 付近に、2011年開館当初にはなかったものがいくつか。こちらは高さ約10mの像(▼)。昨年の夏からCINE MOUNTAINの前あたりに立っている。
正面から見ると女性の像に見えるが、横から見るとこの通り(▼)。
この像のタイトルは 「Lady-Bird-Transformation(Mirage)」(女人-鳥- 変身)。ソウル大学美術学部彫塑科のRalf Sander教授の作品で、ステンレススチール素材にクロムめっきで仕上げてあり、高さ10.2m、幅2.6m、奥行き4.6m。制作費は3億9,200万ウォンだそう。
釜山広域市は、「映画の殿堂」 の象徴・芸術的象徴としての造形物をここに設置するため、国際公募を実施した。その結果、国内92点・海外14点の計106点の応募があり、審査の結果この作品が当選したのだそう。
正面から見ると歩いている女性の姿だが、横から見ると鳥が飛んでいるように見える。案内板によると、目に見えるすべてのものは、どこから見るかによって見え方が変わってくる。昔から鳥は空を自由に飛びたいという欲望の象徴だった。また鳥は空と地と海を結びつける動物でもあった。映画という媒体もまた、現実世界と人間の心を結びつけるという点で共通している、とのこと。
そして、開館当初にはなかったもう1つのものは、ギネスの碑(▼)。世界最長のカンチレバー屋根に対して。
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