オデンタン

dilbelau

2012年12月07日 08:59

今年3月頃に家の近所にオープンした食堂 「음식이야기」(ウムシギヤギ)は、料理の味・ボリューム・値段、そして店のおばさんの対応と、いろんな面で気に入っていて時々利用する。中でも特に気に入っているメニューは알밥(アルパッ)。冬にしか出せないメニューだとのことで夏の間はしばらく食べられなかったが、寒くなってきてまたメニューに上るようになった。

この日は、先日から気になっていた 「오뎅탕(オデンタン)」(12,000w・2人以上で食べる量)を注文してみた。浅めのトゥッペギ(土鍋)にたっぷり入ったオデンタン(▼)。



「オデン」 という言葉は、日本語がそのまま韓国語として定着した単語の1つ。ただし、表すものが少し日本とは違う。韓国でいう 「オデン」 は、魚肉練り製品そのもの、またはそれを使った料理の総称。屋台などで、薄いオデンを蛇腹折りにして長い串にさして煮込んでいるのをよく目にするが、あれが代表的なオデン料理。そして、数種類の魚肉練り製品を鍋で煮込んだのが 「オデンタン」 だ。

釜山は港町なので新鮮な魚が手に入りやすく、そのためオデンがおいしいことで有名なのだそう。「釜山オデン」 という言葉まであるほどだ。

ちなみに、水晶洞の 「명성횟집」(ミョンソンフェッチッ)や西面の 「마라톤」(マラトン)のオデンタンのように、日本風に具をいろいろ煮込んだものも人気だ。

この店のオデンタンは純韓国風。平たいオデンや棒状のオデンには、チーズやタンミョン(韓国の春雨)などが練りこまれているものもあり、味の変化が楽しめる。オデンは醤油ベースのタレにつけていただく。赤・青唐辛子のスライスが一緒に煮込まれているので、スープはほんのり辛さが感じられる。



これだけでもボリュームたっぷりだが、いつものようにおかずもたっぷり。



おなかいっぱいいただいて、アツアツのスープとオンドルで身体も温まり、仕上げに冷たい오미자차(オミジャチャ=五味子茶)で口の中もさっぱり。大満足で店を出た。

음식이야기
釜山市水営区南川洞6-15
(051) 628-5024
営業時間:11:30~23時(土・日は夜のみ営業)

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