まるで少年のように 4
つづき
こちらは立派なセスナ機(▼)。
この日、飛行を見学していて、思った以上に壊れる飛行機が多いことに驚いた。ほとんどが、着地に失敗して本体の一部が外れたり壊れたりするようだ。このセスナも着地に失敗し、翼の下についていた部品が取れてしまった(▼)。飛行機を飛ばしに来て、故障して飛ばせなくなったらその日はそれで終わり。家に帰って修理して、また後日出直すということになる。
皆さん、“愛機” を楽しそうに飛ばしていた。
高く高く飛ぶ飛行機を見ていると、こちらも童心に帰るようだった。
男性がかけているゴーグルのようなものは、模型飛行機に取り付けたレンズが撮影する風景を、地上で見られるようにしたもの(▼)。私たちにもかけさせてくれたが、まるで自分が模型飛行機の操縦席で操縦しているかのように、地上の風景がよく見える。
鄭先生から模型飛行機のお話はこれまでに何度も聞かせてもらっていたが、実際に飛ばすところを見せてもらうのは初めてだった。実に楽しそうに、まるで少年のように飛行機を飛ばす先生の姿がとても印象的だった。何歳になっても夢中になれるものがあるというのは、本当にいいことだと思った。
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