製麺したてのミルミョン

dilbelau

2012年06月09日 09:24

つづき

三光寺を後にしたのはもうお昼どきだったので、その辺りで昼食を食べることにした。付近に食堂はいろいろあるのだが、この日は釈迦生誕日(부처님 오신 날)で祝日のため休んでいる食堂が多かった。ようやく見つけた営業中の食堂は焼き肉の店。

店先では、おじさん2人が朝鮮将棋に熱中していた(▼)。焼き肉という気分ではなかったので、私たちは밀면(ミルミョン)をいただくことにして店に入った。



祝日で閉まっている店が多いためか、その辺りは人通りが少なく、その店も客は誰もいなかった。店内も薄暗くやけに静かだったので、もしかして営業していないのかと不安になるほど。店のおばさんも、客が入ってくるのを予期していなかったように、私たちが 「やってますか?」 と尋ねると、「え?あぁ、どうぞ。いらっしゃい」 と店内の照明をつけてくれた。

ミルミョンを注文すると 「ちょっと待っててくださいね」 と、おばさんが店内の奥の方へと向かう。やがて何かの機械のスイッチを入れたようで、大きな音が聞こえてきた。もしかして、小麦粉や水などを混ぜてミルミョンの麺の生地をこねる機械の音ではないかと思っていると、やっぱりそうだった。機械の音が止まると、おばさんが白っぽい生地の固まりを手に奥から戻ってきた。

それを今度は厨房内にある製麺機にかけたようだ。ほどなくおなじみのミルミョンが運ばれてきた。



早速、食べやすいように麺の固まりを十文字に切り、酢やカラシを少し入れていただく。



ミルミョンには欠かせない、무절임(ムジョリム=大根の漬物)(▼)。



偶然だが、この日の2日前と3日前にもミルミョンを食べていたので、ほぼ3日連続のミルミョンとなった。この店のミルミョンは4,500w。まずまずおいしかったが、초량밀면(草梁ミルミョン)や쑥밀면(スッミルミョン)のミルミョンが3,500wだったことを思うと、高めの設定だ。

私たちが店を出たときには、朝鮮将棋のおじさんたちはいなくなっいていた。勝負がついて、お昼ごはんでも食べに行ったのだろうか。



진주숯불갈비마을(チンジュ スップルカルビマウル)
釜山市釜山鎮区蓮池洞189-9
(051) 819-1133
営業時間:11~22時

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