これからどうなる??

dilbelau

2012年04月23日 21:07

水晶洞にあるKORAIL(韓国鉄道公社)の釜山鎮(プサンジン)駅の駅舎は1979年に新築され、2005年4月に業務中止となるまで利用されたが、その後7年間は放置されたままだった。

7年間眠っていた空間を文化空間に変身させようという試みで、2月24日~3月10日に 『시작이 반이다(To begin is to be half done)』 というタイトルの美術展が開かれた。

美術展開催にあたって駅舎をきれいに清掃するなどの準備をし、駅舎1階にはドイツのアーティスト、2階には韓国のアーティストの作品が展示された。私も見にいったが、放置されていた駅舎の変身ぶりに新鮮な驚きを感じた。

しかし、その美術展開催からわずか40日後の4月19日に、釜山鎮駅舎は有名メーカーの靴や衣類の在庫品を安く販売する大型販売所に変わってしまったそうだ。駅舎には大きな横断幕が張られている。

KORAILでは毎年赤字が発生。最近、全国に散在する遊休敷地や活用されていない施設に民間資本を引きこんで開発利益を得ようと、公開入札を試みた。しかし、適当な事業主が見つからず失敗に終わった。釜山鎮の駅舎もやはり、これといった活用方法が見つからず右往左往しているということだ。

KORAILの関係者はこれに対し 「釜山鎮駅舎も他の施設同様、収益事業に活用する予定。まだ具体的な方法は決まっていないので、施設を必要とするところがあれば提供しているという状況だ」 と話しているそうだ。同駅舎の行方はいかに。



(写真、本文内容参考=釜山日報4月20日6面)

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