まほろ駅前多田便利軒

dilbelau

2012年02月10日 15:02

2月2~6日、「映画の殿堂」 で開催されていた 「第8回日本映画祭」。5日の14:30から上映された 『まほろ駅前多田便利軒』 を夫と観に行った。期間中、開幕作の 『探偵はBARにいる』、3日の 『東のエデン 劇場版Ⅱ Paradise Lost』 に続いてこれで3本の映画を観たことになる。ひとえに1本6,000wという安い料金のおかげだ。

この日の上映も、『東のエデン・・・』 と同じく小劇場。『東のエデン・・・』 は観客が10数人程度と少なかったが、『まほろ駅前・・・』 はさすがに多い。100人近く入っていたのではないだろうか。

原作は三浦しをん氏の小説。主演は瑛太と松田龍平各氏。監督・脚本が大森立嗣氏で、弟の大森南朋氏が弁当屋、2人の父・麿赤兒氏が便利軒の常連客として出演。親子3人が同じ1本の映画に関わるというのも、あまり多くないだろう。



非常に良い映画だった。『探偵はBARにいる』 も面白かったが、こちらの方が深みがあって私は気に入った。生きている生身の人間や人間くささがうまく表現され、生きていくとはこういうことなんだと大いに共感できる作品。

瑛太と松田龍平、若い2人の演技も光っていた。

途中、瑛太が 「なんじゃこりゃ~!!」 と叫ぶ場面では、それがどういうセリフなのか知っている韓国人もけっこういるようで、笑いが起きていた(知らずに、ただ大げさなリアクションを笑っていただけの人もいるだろうが)。

60本近い日本映画が上映された第8回日本映画祭。来年からも、ソウル・釜山両都市で開催してほしいと思う。

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