仕事納め

dilbelau

2011年12月30日 21:23

新聞社での仕事も今日が仕事納め。新聞社なので、当直の記者さんは土日も出勤するようだが、多くの記者さんにとって今年の仕事は今日までだ。

しかし、どうも年末だという気がしない。

日本なら年末が近づくにつれ、年賀状やお節の準備、大掃除、紅白、年越しそば・・・と、1年が終わり新しい年が始まるということに関する 「イベント」 が目白押しで、いやでも年末・年始ムードを肌で感じる。

しかし韓国でお正月といえば旧暦のお正月(今年は1月23日)。もちろん年越しのカウントダウンや除夜の鐘のようなものもあるし、初日の出を拝みに行く人も多い。しかし、旧暦の正月ほど大々的に祝うという雰囲気ではなく、単なる 「新年最初の日」 に過ぎない。

日本では会社や商店などの多くが、年末は29日か30日から年始は3日ぐらいまで休むのに対し、韓国では年末は31日まで働き、年始も2日から仕事が始まるという会社が多い。休むのは1月1日だけだ。2012年は1月1日が日曜日なので、なおさら普段と何も変わらないように感じる。(旧暦のお正月は前後1日ずつ含めて3日間ほど連休になる。)

さて、そんなことであまり実感はわかないのだが、2011年も残すところあと1日と少し。今年の1月3日に初出勤したこの新聞社での仕事も、ほぼ1年が経ったことになる。

夕方になると、編集局長・編集副局長らが各フロアーに挨拶に来られた。記者たちに 「1年間お疲れさま」 とねぎらいの言葉をかけて回っていた。そういう光景を見ると、あぁ1年が終わるのだなと感じるのだが、直属の上司はいたっていつも通り。「はい、じゃあまた来週の月曜日(1月2日)にね」。やはり、新年を迎えるというのはそれほど大したことではないようだ。

毎月、いろんな人の助けを借りながら日本語新聞の翻訳を手がけたり、HPにグルメの記事を書いたり、とても貴重な体験をさせてもらった。韓国人の上司らと多くの時間を過ごしながら、韓国人のものの考え方や韓国の文化・習慣などに触れ、いろいろ考える機会にもなった。昼食にはおいしいものもたくさん食べた。

多くの人のおかげで、何とか1年無事に楽しく勤められたことに感謝。




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