HAKOYAのラーメン・丼
所用で夫と西面へ。昼食を食べようと適当に歩いていると 「HAKOYA」 という店が目に入った。日本式ラーメン・丼の店だそうだ。店先に出してあるメニューを見て、入ろうかどうしようか考えていると、見知らぬおばさんが 「おいしい店ですよ。サービスもあります」 とチラシを2枚くれた。
コロッケ1つ無料、メニューから1,000w割引などと書かれたチラシ。そのチラシに後押しされ、入ってみることにした。
メニューはラーメンや丼などの食事類と、ししゃもの天ぷらやタコワサなどの本格的な日本のおつまみ類がある。アルコールはアサヒ・サッポロビールや、月桂冠・鬼ころしなどの日本酒もある。
ラーメンは、九州・熊本・長崎・博多・横浜・赤坂・旭川・・・など、各地域のラーメン、丼はカツ丼や唐揚げ丼、牛丼、しょうが焼き丼など、いずれも種類豊富だ。
夫は大分ラーメン(7,000w)、私はエビ・カツ丼(9,000w)を注文。そしてチラシの無料コロッケも1つずつお願いした。店員さんは丁寧な対応だ。店内には西欧風の女性が1人、ラーメンを食べていた。お箸は上手に使えるようだが、ズルズルッと麺をすすって食べるのは慣れていないようで、お箸で麺をつまみ上げては左手で持ったレンゲに乗せ、レンゲで麺を食べていた。
夫の大分ラーメン(▼)。まずまずのおいしさだそう。
私のエビ・カツ丼(▼)。カツを卵でとじたカツとじとエビフライが2匹のった丼だ。トンカツはおいしいダシと一緒に卵でとじてあっておいしいのだが、残念だったのはエビフライに味がついていなかったこと。カツとじ丼を作ったついでにエビフライをのせてみました、といった感じ。お味噌汁とキムチ・たくあんがついている。
そしてチラシの無料コロッケ(1人1個)。
シンプルだがおいしいジャガイモコロッケ。懐かしい味だ。中はホクホク、衣はサクッと揚がっている。
おいしくいただいて会計をしようとレジに向かうと、こんな張り紙が目にとまった。
左は 「おつまみ類を1万w以上注文時、生ビール300cc無料サービス(12/31まで)」。面白いと思ったのは右側の張り紙。「スヌンの受験票提示で10%割引き(12/31まで)」 とある。
スヌンとは毎年11月の木曜日に行われる、「
대학수학능력시험(大学修学能力試験)」(略して수능=スヌン)のこと。今年は11月10日に行われた。
韓国では大学進学率は80%を超えており、これはOECD加盟国で最高レベル。つまり韓国の高校3年生の80%以上がこのスヌンを受けるということになる。すごい数だ。
実際、私たちのすぐ前で会計をしていた男子学生が、今年スヌンを受験した高校3年生だったようで、レジで1人ずつ受験票を提示し割引きしてもらっていた。韓国ならではの割引きだ。
まだあどけなさが残る表情の彼らも、あの激しい受験戦争をくぐりぬけてきたのかと思うと、思わず心の中で 「お疲れさま」 とつぶやいた。
HAKOYA釜山・西面店
釜山市釜山鎮区釜田洞191-3
(051) 809-5117
http://www.hakoya.co.kr
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