店員次第で
夫がスラックスを新調した。
日本にいた頃から気に入っていたブランドが釜山の百貨店にも入っているので、そこで買おうかと久しぶりに行ってみたら、以前親切にしてくれた店員は現在はいないようだった。
新しい女性店員はやけに愛想がなく、ニコリともしない。さらに言葉遣いや態度も、客商売とは思えないほど威圧的で冷たい。一気に購買意欲が失せ、他の店で買うことにした。
試しにと入ってみたのは、家の近所にある 「Luzien」 という店。イタリアから商品や生地を直輸入しているのだそうだ。以前からそこにあるのは知っていたが、いかにも高級そうなブティックなので何となく敷居が高く、前を通り過ぎるだけだった。
だが実際に入ってみると店員さんの対応も丁寧で、かつ商品を売りつけようというような雰囲気も一切なく、感じがよい。品物も良さそうだということで、好みの生地を選んでスラックスを1本作ってもらった。サイズの微調整を終え、仕上がったスラックスに夫も満足。履き心地も良いそうだ。またスーツなど新調するときにはここを利用してみよう。
それにしても、店員の対応一つで、客はつきも離れもするものだとあらためて実感した。
関連記事