塩サバ定食 5

dilbelau

2011年09月22日 21:03

つづく

店名が 「아빠 왕갈비탕(アッパ ワンカルビタン)」 だったので、カルビタンを食べるつもりで階段を上がったのだが、階段の両側に張られている写真入りメニューの中に、おいしそうな焼き魚があり一目ぼれ。カルビタンはやめて、その焼き魚をいただくことにした。

店内はごく普通の韓国料理店。客も数人入っていた。おじさんとおばさん2人で経営しているようだ。おじさんはかなり長い髪を後ろで一つに束ね、なかなか個性的な雰囲気だ。「자반고등어정식(塩サバ定食)」(6,000w)を注文。

すると長髪のおじさんは奥の厨房へ。調理場では長い髪をすっぽり調理帽子で覆い、パッと見ただけでは先ほどのおじさんだとは気が付かないような姿で調理している。

こんがりといい色に焼かれた塩サバ(▼)。大ぶりで身も厚い。塩加減も焼き加減も絶妙で、非常においしい。そういえば、韓国では最近サバが豊漁なのだそうだ。



おかず類も充実している。



特にチゲが非常においしかった。ぶつ切りにしたガザミや貝類、豆腐、野菜などが入っているのだが、ガザミから出るダシが実においしい。唐辛子が入っていないので全く辛くない。



私たちが食べていると、若い男女が入ってきた。2人とも外国人で、店のおばさんとは顔なじみのようだ。おいしそうにソルロンタンやカルビタンを食べていた。

店のおじさんは調理が終わると調理帽子を脱ぎ、店内のテレビ(お笑い番組)を見て大笑いしながら、自身の昼食を食べている。実に家庭的な雰囲気だ。そしてまた客が来ると、食べかけの昼食を置いてさっと厨房へ。私たちが食べ終えて店を出るときも、しっかりこちらの顔を見て笑顔で見送ってくれた。なかなか感じのいい店だった。





帰りは、この店の近くにあるバス停から1004番のバスに乗り、西面まで帰った。釜山から金海へ乗り入れているバスもけっこうある。また暑さが戻り残暑厳しいチュソクの1日だった。

아빠 왕갈비탕 金海 西上店
金海市西上洞82-32番地
(055) 336-8944

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