釜山の写真史80年

dilbelau

2011年08月03日 09:08

釜山の日刊紙 「부산일보(釜山日報)」 に、釜山に関連する写真展が開催されているという記事があった。200カットもの写真を通して見る釜山の写真史80年だそう。準備に1年を費やし、今まで注目されていなかった写真家を含む21名の写真家の作品を展示してあるものだという(10月2日まで)。夫と行ってみた。

写真展のタイトルは 「부산사진의 재발견(釜山写真の再発見)~징후로서의 사진-기억과 트라우마(兆候としての写真-記憶とトラウマ」。場所は 「고은사진미술관(古隠写真美術館)」。赤レンガのしゃれた建物だ(▼)。この企画展は新館と別館の両方で行われている。まずはメイン会場である新館へ。



展示場は白色で統一されており洗練された雰囲気。観覧客はまばらだったので、静かにゆっくり鑑賞することができた。



展示されている写真の中には、私たちが現在の姿を知っているものも多く、当時と現在が大きく変わっていることに驚かされる。



UN共同墓地(1950▲、▼)。面影はあるが現在とは随分違う。



부산역(釜山駅・1945▼)。



중앙동(中央洞・1945▼)。日本の植民地から解放され、連合国軍の軍政下に入った韓国。「WELCOME」 と書かれた横断幕やアメリカと韓国の国旗を持ってパレードする様子を、1人たたずんで見ている男の子が印象的だ。



자갈치(チャガルチ・1960▼)。



つづく

関連記事