映画 『아이들(子供たち)・・・』
先日夫と映画を観に行った。韓国は映画の料金が非常に安いので、気軽に観られる。一般料金は大人8,000w、早朝(初回)割引きは5,000w。日本の映画料金の3分の1ほどの値段。これでも充分安いが、値上げ前はそれぞれ7,000w、4,000wとさらに安かった。
この日観たのは、2月17日に封切られた이규만(イ・ギュマン)監督の 『아이들(子供たち)・・・』。公開初日に観客12万人を動員して興行収益1位をおさめ、公開4日目で60万人を突破したそうだ。ちなみに同じ日に封切られたヒョンビン主演の 『만추(晩秋)』 は、それを追う形で2位だそう。
『아이들(子供たち)・・・』 は、1991年3月26日に大韓民国大邱広域市達西区に住んでいた5人の小学生が失踪した、実話をもとに作られた映画。
事件直後から警察や軍を動員して捜索活動が行われたが、2002年に白骨死体(4体)として発見されるまで、全く捜査の糸口が掴めなかった事件であった。「カエルを捕まえに行く」 という最後の言葉が脚光を浴びたことから、失踪小学生は通称 「カエル少年(개구리 소년)」 と呼ばれている。
検死の結果、道に迷っての遭難や転落などの事故ではなく、何者かによる他殺であることが判明した。しかし、犯人が誰であるかは不明のまま、2006年3月25日に時効が成立した。また、残る少年1名の行方も分かっていない。
以上が実際の事件のあらましだ。映画では犯人と思しき若い男性も描き出しており、どこまでが実話でどこからが脚色なのかは分からないが、なかなか見ごたえのある映画だった。132分と2時間を超えるものだったが、ストーリーにひきつけられてあっという間の132分だった。
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