日本での活動名 「ユンナ」。韓国人歌手・고윤하(高潤荷=コ・ユナ)のことだ。
「ゆびきり」、「ほうき星」、「あした、天気になれ」、「もっとふたりで」 など、日本のテレビドラマやアニメ、その他番組の挿入歌やエンディング曲として使われた曲も多いのだそうだ。現在、韓国でももちろん活躍しているが、韓国でのデビューより日本でのデビューの方が先だったとのこと。
まだ22歳という若さだが日韓両国でアルバムを数枚ずつ出し、また4歳の頃から習っているピアノを使って、日本語でも作詞作曲を手がけるのだそうだ。
「윤하」 を一文字ずつ読むと 「ユンハ」。しかし韓国語の発音の特性上、続けて読むと 「ユナ」 または 「ユンナ」 のように聞こえるため、日本での活動名を 「ユンナ」 にしたようだ。
さて、そんな윤하のコンサートに先日夫と行った。会場は釜山KBSホール。家から歩いて行ける距離にあるので、本当に便利だ。
会場を訪れているのは、ほとんどが20代。大学生か高校生ぐらいの年代が多く、また男性の方が圧倒的に多い。男女比でいうと7:3か8:2だろうか。
CDやDVD、Tシャツ・ステッカーなどの売り場も盛況。
売り場横の大きなパネル(▼)の前では、一緒に記念写真を撮っている人も多かった。
開演が19時なので、ホール内の売店で軽食を取る人も。ホットドッグやアメリカンドッグ、ふかしジャガイモなどに並んで、韓国のこういう売店になくてはならないスルメ類も。
会場内に入ると、윤하が歌う日本語の歌が流れていた。日本でも日本語の歌で活躍しているユンナではあるが、さてこの日のコンサートでは日本語の歌は歌うだろうかと、夫と話していたところだった。
昔に比べたら、日本の歌やドラマ・映画・ゲーム・本など、日本のものがかなり流入しているとはいえ、今でもケーブルテレビ以外の一般のテレビやラジオなどで、公式的に日本の歌を日本語で放送するのは規制されている韓国。
なので、コンサートでも日本語の歌は歌わないかもしれないと思っていたが、開演前に流れている歌がすでに日本語だったので驚いた。
席についてあらためて周りを見てみると、それにしても男性が多い。男性というより、高校生・大学生ぐらいの男の子が本当に多い。ステージに一番近いブロックに座っている客は、9割ぐらいが男の子だ。
さて、ステージ上のスクリーンには、人の名前が次々に映し出されている。このコンサートに来た人の中から、抽選で当選した100人の名前だそう。当選した100人は、윤하と会うことができるのだとか。
私はくじ運が全くないので、どうせ当たってはいないだろうと思いつつも、一応目はスクリーンから離さずにいたところ、なんと最後の最後、100人目に私の名前が出てきた!! 珍しいこともあるものだ。
具体的に윤하とどうやって対面できるのかは、コンサート終了後、ご案内しますとのこと。さて、定刻より少し遅れていよいよコンサートが始まった。
つづく