韓国の国勢調査

dilbelau

2010年10月24日 14:30

先日、自宅に 「인구주택총조사(人口住宅総調査)」 の案内の紙を持った女性が来られた。日本でいう国勢調査だ。

うちのアパートには各戸ごとの郵便受けはなく、アパートの住民に届いた郵便物は全て1階の警備室のおじさんが保管し、住民が警備室の前を通りかかるときに手渡してくれる。しかしこの人口住宅総調査の紙は、担当者が1軒1軒配って回っているようだ。なかなか大変だ。

人口住宅総調査とは統計庁が5年に1度、韓国の全ての人口と住宅を対象に実施しているもので、今回は11月1日から11月15日に調査するのだそうだ。

この調査は全世界233の国家および地域の中から、224の地域で実施しているもので、韓国では1925年に初めて行われ、2010年は第18回目の調査になるそうだ。

調査に対する回答は、各種経済・社会発展のための政策立案や地域開発計画樹立に活用されるとのこと。



調査方法は 「訪問調査」 と 「インターネット調査」 の2通り。インターネット調査は10月22~31日の間に、当該HPにて回答するというもの。この日配られた紙に書いてある個別番号を入力するようになっている。

上記期間中にインターネット調査をしなかった人は、11月1~15日の間に調査員が各戸を訪問して調査するのだそうだ。

また、この調査員を騙っての詐欺などを防止するため、「必ず調査員の調査員証を確認すること」、「調査員が通帳の口座番号や暗証番号、住民登録番号などを尋ねることは絶対にないので注意すること」 という注意が書かれている。

実際に、インターネット調査をしてみた。

外国人のために、英語や日本語など外国語での説明も選択できるようになっている。

質問項目がけっこう多い(ように感じる)のでだんだん面倒になってくるが、質問の意味が分からないとか、答え方が分からないとかいうようなことは全くなかった。1つ1つ質問に答えて次のページへと進んでいくのだが、そのページで答え漏れがあったり、答え方を間違っていたりすると、その都度コンピューターがそれを ”指摘” してくれる。

なかなか面白い体験だった。

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