先日、昨年春に大学街にオープンしたレストラン 「
アルプス」。日本人シェフ・木村誠さんと、韓国人の奥さま・정정운さんがご夫婦で経営されるこのレストランに、先日久しぶりに夫と昼食を食べに向かった。
近くにある大学はすでに夏休みに入っているが、それでも大学生らしき学生たちが数組入って店内は賑わっている。韓国では男女の大学生グループがいると、必ずと言っていいほど女子学生たちの方が元気がよく見える。
話す声も大きいし、態度も男子学生たちより堂々としており存在感たっぷりだ。この日店にいた大学生グループもそうで、やけに賑やかに女の子の声ばかりが聞こえていると思って振り向いてみると、女子学生2人に男子学生3人のグループだった。男子学生、ガンバレ!! ^^
さて、日本人客も多いこともあり、この店のメニューは日本語版と韓国語版がある。私たちが日本語版メニューを見ていると、奥さまのジョンウンさんが 「今日は韓国語の方で見て下さいね」 と。まだ韓国語版にしかのっていない新メニューがあるのだそうだ。
シェフの木村さんは、メニューも日々いろいろ研究されているようで、時々変わる。手作りの味を大切にしつつ、韓国人の口にも日本人の口にも合うようなメニュー作りを工夫されているようだ。
店の主力メニューは、キーマカレー・メンチカツ・コロッケなどだが、新しくメニューに加わっていたのは 「チキンソテー(8,000w)」。鶏の胸肉のソテーに、ガーリックトマトソースが添えられているのだそうだ。これはおいしそう!! ^^ 私はこれに決まり。
あっさりした鶏の胸肉に、濃厚なガーリックトマトソースがよくマッチしていて、とてもおいしい。日本人の口にも韓国人の口にも合う味だろう。
夫はキーマカレー(5,000w)。なかなかパンチのきいた辛さのため、メニューの日本語版には 「爆弾カレー」 という表示も。辛さの中にもスパイスの風味が香り高く、食欲をそそる味だ。
どちらのメニューにも、お味噌汁とキムチ・ピクルスがついてくる。
おいしくいただいて満足したのだが、この店はデザートも手作りで魅力的。プリン(2,000w)と、パイナップルシャーベット(2,000w)も注文。
プリンもいろいろ作り方を工夫されているようで、以前はトロトロに柔らかい舌触りだったのが、この日のプリンはわりとしっかりとした弾力。どちらもおいしい。パイナップルシャーベットも余分な甘さがなく、パイナップル本来の味がよく引き立っていて美味。
店内の大学生たちが食べ終えて店を出て行った後、奥さまのジョンウンさんと少しおしゃべり。昨年4月の開店から1年3ヶ月が過ぎ、少しずつ店内の模様も変えていこうと思ってと、店の大きなガラス壁にご自身で絵を描かれたのだそうだ。
料理に夢中になっていたが、言われてみると、大きなガラス壁に木や小鳥などの絵が素敵に描かれている。
下書きはできないので、フリーハンドで直接描かれたとのこと。もともと韓紙工芸がご趣味の一つで、この店でも
韓紙工芸体験教室を開いたりされているジョンウンさん。芸術的センスがおありなのだろう。
この日もおいしくいただきました。ご馳走さまでした。
알프스(アルプス)
釜山市南区大淵3洞512-7 1F
(051) 623-2959