一つとて同じ絵柄のなきアサリ

dilbelau

2010年07月06日 09:18

先日久しぶりに夫と近所のカルククス屋に入った。「오모가리 생바지락 손 칼국수」 という店名の通り、店の看板メニューはアサリ入りの手打ちうどんだが、他にもエゴマのカルククスや夏向きの冷やしそばなどのメニューも新しく加わっていた。

私たちは前回食べて気に入った、アサリ入りカルククス(5,000w)を。大変愛想のよい男性店員が対応してくれる。やがて、洗面器のような巨大な器に入れられたカルククスが登場(写真▼は2人分)。



ごろごろ入っているアサリの身はぷりぷりで美味。スープにもいいダシが出ていて潮汁のような感じ。



お好みで、다대기(タデギ)という唐辛子・タマネギ・塩・胡椒・ニンニク・ごま油などを混ぜ合わせたもの(写真右▼)をスープに加えていただく。



また、この店のもう一つのお楽しみは、自家製キムチ(▼)。これが実においしくて、箸がとまらなくなるほど。適度な辛さの中に風味があって、白菜の歯ごたえもいい。1テーブルごとに1つの容器に入れて運ばれ、食べるだけ皿に取っていただくのだが、容器の中のキムチをほとんど食べつくしてしまうほど、後を引くおいしさだ。



食べ終わったアサリの殻の山を見ると、またあの句を思い出す。

「一つとて同じ絵柄のなきアサリ」

この句が好きだったという義父は、アサリ汁も好物だった。亡くなって、早いものでそろそろ1年になろうとしている。アサリを見るたびに思い出す。

오모가리 생바지락 손 칼국수
釜山市水営区南川2洞5-1番地
(051) 623-7201

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