'10.4.5(月)ゆで卵をどうぞ!

dilbelau

2010年04月05日 08:44

昨日、外出するため夫といつものバス停に向かって歩いているとき、黄色のスモックを着たかわいらしい子供たちの姿が目に入った。



幼稚園や託児所の子供たちが、先生に引率されて近所を散歩するときや遠足に行くときなどに、このようなお揃いのスモックを着ていることが多いので、天気もいいし先生とどこかにお出かけするのだろうと一瞬思ったが、その日は日曜日。

それに様子を見ていると、子供たちが通行人に何かを手渡している。



何だろうと思っていると、私たちのもとへも子供たちがやってきて、同じように何かを差し出してくれる。

かわいらしく包装したゆで卵だ。



「イエス様の復活をともに喜びましょう」 という文字と、卵のイラスト、下の方には 「성산教会 幼稚部」 とある。近所のバス停の近くにある教会だ。

韓国では教会付属の幼稚園というのも多く、これもその一つらしい。

道を歩いていると、「何とか教会です」 と言いながら、ティッシュなどを配っている教会関係者に出くわすことがあるが、このように教会の幼稚部の子供たちが配っているのは初めてだった。

他の通行人もかわいらしい子供たちからのプレゼントに 「ありがとう。いただくわね」 と笑顔で応えている。ゆで卵の入ったバスケットを手に歩いている男の子。



私たちはキリスト教徒ではないのでその時はピンとこなかったが、「イエス様の復活を・・・」 とゆで卵の袋に書いてあったので、もしかしてと思い帰宅後調べてみたら、やはりこの日4月4日は復活祭なのだそうだ。知らなかったが、「イースター」 や 「パスハ」 とも呼ばれるこの復活祭、基本的に 「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」 に祝うため、毎年日にちが異なるそうだ。

また、今年2010年は同じだが、年によっては 「西方教会」 と 「東方教会」 で復活祭を祝う日にちが異なる年も多いのだそうだ。

人口の3分の1程度がキリスト教徒と言われる韓国ならではの出来事だった。

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