広安里沿いのコーヒーショップ 「
BEANSBINS COFFEE」 で、夫は授業の準備を私は韓国語の勉強をひとしきり。お昼どきになったので、比較的最近オープンしたカルククス(手打ちうどん)屋さんへ行ってみることにした。
いつものスタバのすぐ近くの店。以前はここに焼き肉屋さんがあり、ある時期 店先のゲージで
子豚を飼っていたのを記憶している。その店の後にできたのがそのカルククス屋さん。だが、よくあるカルククス屋ではないようで、「샤브샤브 칼국수(しゃぶしゃぶ カルククス)」 と書いてある。(”しゃぶしゃぶ” という言葉は、韓国でも通じる)
「しゃぶしゃぶ カルククス」 とは何ぞやと、店先の説明書きを見てみると、
「해물(海産物)+야채(野菜)+소고기(牛肉)+오색건강면 (五色健康麺)6,000ウォン」
と書いてある。横には具だくさんのおいしそうなカルククスの写真がある。カルククスが6,000ウォンとは安くはないが、ものは試しにと夫と入ってみた。
メニューには、ミックスしゃぶしゃぶカルククス(8,000ウォン)、海産物しゃぶしゃぶカルククス(6,000ウォン)、きのこしゃぶしゃぶカルククス(6,000ウォン)などに並び、삼겹살(サムギョプサル=豚の三枚肉の焼き肉)もある。”しゃぶしゃぶカルククス” なるものがどんなものか興味津々で、私たちは海産物しゃぶしゃぶカルククスを注文した。
愛想のいいおばさんがまずテーブルに運んできてくれたのは、深めの鉄鍋。赤唐辛子のスライスが2、3切れ浮かんだスープが張ってある。それをテーブルのコンロで火にかける。
続いてエビやイカ、小さいタコなどの海産物と野菜がたっぷりのったお皿を持ってきてくれ、火にかけてあるスープの中へ火の通りにくい順に入れてくれる。もやしの下には海産物(↓)。
その後、時間差で残りの野菜(葉物)を投入(↓)。
鍋の煮加減などは、すべて店のおばさんがやってくれる。続いて薄切りの牛しゃぶしゃぶ肉を入れる。
この牛肉はさっと火が通ったら、特製ソースにつけていただく(写真左↓)。このソースが、甘めのポン酢といった感じでおいしい。他の野菜や海産物なども、同じくソースをつけていただく。スープは別に小さい容器を準備してくれているので、オタマですくっていただく。このスープもなかなかの絶品。海産物のダシがよくきいていて、スライス唐辛子のほのかなヒリヒリ感もちょうどいい加減で美味。
ちなみに写真右(↑)は、店のサービスのアワビのお粥。サービスなので量は少ないが、しっかりアワビの味もしておいしい。
このように、野菜や牛肉・海産物をソースにつけながらいただき、おおかた具がなくなったら 「五色健康麺」(↓) を入れて煮る。
この 「五色健康麺」 の説明が、店内に大きく張り出されている。
緑:クロレラ麺=ビタミンA・C、鉄分等の含有量が多く、視力保護、肥満・便秘にもよく抗がん効果がある。
黄:クチナシ麺=胃炎・慢性消化不良・糖尿病・不眠症の治療によい。
黒:イカ墨麺=痔の治療、女性の生理不順解消に効果がある。
赤:パプリカ麺=体脂肪を減少させ、肥満予防に効果がある。
のだそうだ。
その効果のほどは別にして、上記4種に加えて白い麺が入って見た目にも非常に美しい。食べた感じも、予想以上にしこしことコシがあって大変おいしい。麺の量自体は、上記写真で2人分なので少なめだが、具やスープもいただくので満足感はある。(もう少し麺が多くても充分食べられるが・・・)
うどんというよりも、しゃぶしゃぶとうどんをミックスさせた新しい料理、といった感じ。おばさんに聞くと、「そうでしょ。こういうのを出してる店はあんまりないのよ」 と。誰が考案したメニューかと尋ねると、店の入り口付近にいたおじさんを指す。店主だろう。「また来てくださいね」 と愛想よく笑顔で送り出してくれたおばさん。ご馳走さまでした。
대박 샤브샤브 칼국수 広安店
釜山市水営区南川洞3-41号
(051) 757-0200