'10.1.17(日)「美味堂(うまいどう)」 のラーメン

dilbelau

2010年01月17日 09:03

日本のインスタントラーメンが食べたくて食べられなかった先日。インスタントラーメンではないが、釜山大のすぐそばに、以前行ってみたとき定休日で入れなかった日本式ラーメン屋があったのを思い出し、昨日夫と向かった。

バスに揺られること1時間弱。久しぶりに来た釜山大。相変わらず若い人たちを中心に、大勢の人でにぎわっている。

目指すラーメン屋は、その名も 「美味堂(うまいどう)」。釜山大の正門を背にして立ち、すぐ1本目の細い道を右手に歩いていくとほどなく左手に見えてくる。

「어서오십시오(いらっしゃいませ)!!」 と威勢良く迎えてくれる店内は、外から見るよりもずっと広い。モダンでおしゃれな雰囲気だ。

メニューは、「짜릿하게 매운 라면(ピリッと辛いラーメン)」=7,000ウォン、「博多豚骨ラーメン」=5,000ウォン、「餃子」=2,000ウォン。私たちは 「博多豚骨ラーメン」 と、餃子も1皿注文。

運ばれてきたラーメンは、上にかけられた黒いソースのようなものが目を引く。後で店員に聞いたところ、この黒い液体は 「麻油(まーゆ)」 といって、ニンニクと油を混ぜて炒めて作ったものなのだそうだ。



この 「麻油」 、スープにコクと香ばしさをプラスしてくれる名脇役。実においしいスープだ。

そうだ、そうだ。いただく前に。
各テーブルには、割り箸やショウガ、胡椒などとともに、生ニンニクとニンニクマッシャーが置いてある。早速、ニンニクを1つつぶしてスープに加える。



麺は細目ではあるが、「火の味」 のラーメンの細麺ほどの細さではない。店の入り口を入ってすぐのガラス張りの小部屋で、機械で製麺しているのが見える。麺の量がやや少なめに感じたのは、本当に少ないからなのか、またはおいしくてあっと言う間に食べ終えてしまったから少なく感じたのか・・・。



チャーシューは、脂っぽくなくてしかもしっかりした味のおいしい焼き豚。シャキシャキのもやしと細切りのキクラゲ・ネギも味を引き立てている。



やがて餃子も運ばれてくる。
こちらは感激するほどおいしいというほとでもないが、ごく一般的な餃子だ。皮がやや厚めか。

それにしても、やはりラーメンと餃子はよく合う。それにビールも相性はよいだろう。後ろの席の男性は 「アサヒスーパードライ」 をおいしそうに飲んでいた。



スープが本当においしくて、最後の一滴まで飲み干してしまった。店員さんの中には、日本語が堪能な方がいて、私たちが食べていると 「お味は大丈夫でしょうか?」 と聞きに来てくださる。「おいしいです」 と答えるとニッコリ。

釜山大には日本からの留学生もいるし、韓国人にも特に若い人たちの間では、日本式ラーメンもすっかり市民権を得た感があるので、この店も人気なのだろう。次々に客が入ってくる。

大変おいしくいただいた。





美味堂(うまいどう)
釜山市金井区長箭洞400-39
(051) 514-8785
定休日:日曜日
営業時間:11:30〜14:30、16:30〜22:00

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