'09.6.21(日)韓国の抱き枕(竹夫人) ⑦
つづく
展示されてあるものは、一目見てその用途が分かるものもあれば、中には ”これは一体…” というものもあり面白い。
↓↓↓ この、薄い竹で編まれた筒状のカゴのようなもの、暑い夏の夜、少しでも快適に眠れるようにという 「抱き枕」 なのだそうだ。
そしてその名前がまた面白い。
ずばり 「죽부인(竹夫人)」 だそうだ。
↓↓↓ そしてこれまた初めて目にしたもの。
「등거리(チョッキ)」 なのだが、夏に汗が衣服にしみてしまわないよう、下着の下(素肌)にこれを身に着けたのだそうだ。藤の蔓で編んである。
確かに汗で衣服がべとつかないだろうが、ちょっとゴワゴワしやしないのだろうか。
↓↓↓ そして、これは昔のトイレ。いわゆる ”ぽっとんトイレ” なのだが、穴の上にはちゃんと蓋がしてある。汚物がたまると、左奥に見えている大きなひしゃくのようなものですくい出し、右手前にある桶に入れ、畑作物の肥やしにしていたそうだ。
その他にも、農耕器具やわら袋を編む機械など、数多くの品が展示されており、見ていて飽きない。
無料でこれだけの品を見られるとは、なかなかお得な博物館だと思う。楽しませてもらった。
金海民俗博物館
慶尚南道 金海市 鳳凰洞431番地
(055) 328-2646
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