'09.6.20(土)金の卵から生まれた王 ③

dilbelau

2009年06月20日 18:10

つづき

『三国遺事』によれば、亀旨峰の6個の金の卵から、西暦42年に首露王が生まれたとされる。また、このとき1人ではなく6人の王子とともに卵から孵ったとされている。

↓↓ 6個の金の卵をデザインしたと思われる石。



首露王は金の卵から生まれたという伝説から、金姓を名乗っている。
また、西暦48年に首露王の王妃になったインド・アユタ国の王女の名前は、許黄玉。

首露王とこの王妃の間に生まれた息子10名のうち、2名に許氏を名乗らせるようにし、金海金氏と許氏の始祖になったので、両氏間の婚姻はタブーになっているのだそうだ。

また、毎年陰暦の3月15日と9月15日に執り行われる 「春秋祭礼」 に、全国の金海金氏と許氏たち1万名以上が集うのも、これがいわれだそうだ。

敷地内には緑が多く、静かで心落ち着く空間。







のんびりと、首露王の時代に思いを馳せながら歩いていると、ふと遠くに現代社会の象徴とも言える高層アパートが目に入り、その風景のギャップに不思議な感じを覚えた。




関連記事