'09.6.4(木)「チャジャン麺」論争
これもまた、韓国語の授業中に教えてもらった話。
「논란(論難)」 という単語の意味を先生が説明してくれていた。
いくつか例を挙げたあと、「あ、こういうのもあるわ」 と例に出されたのが 「チャジャン麺」。
「チャジャン麺」 の正しいつづりは 「자장면」 なのだが、韓国人の中には 「짜장면」 とつづる人もいる。
正確には表記できないが、それぞれの発音をあえてカタカナで書くとすると 「자장면」 は 「チャジャンミョン」、「짜장면」 は 「ッチャジャンミョン」 になるのだが、普段よく耳にする発音は後者の 「짜장면=ッチャジャンミョン」の方。
つまり、普段多くの韓国人は、正しいつづりの通りの発音をしていない、ということになる。
で、多くの人の発音の通りに表記すると 「짜장면」 という間違ったつづりになる、ということらしい。
そこで、
1.多くの人が発音している通りに、つづりも変えるべきだ。発音に合ったつづりにすべきだ。
発音とつづりが一致していないのはおかしいではないか!!
という意見と、
2.いやいや、あくまでも正しいつづりはそのまま変更すべきではない。
という意見に分かれているそうだ。
最初は先生のこの話が冗談かと思ったが、実際にそういう意見の対立があるそうだ。
「皆さんはどう思いますか?」 と聞かれたので、『おいしいチャジャン麺が食べられれば、つづりはどちらでもいいです』 と正直に答えると、先生は 「それもそうね」 と笑っていた。
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