2011年08月11日

済州島紀行-三多・三無・三麗-11

つづき

済州島には 「三多、三無、三麗」 という言葉がある。

「三多」 は済州島に多いもの三つ 「石・風・女性」を表す。「石」 は溶岩、「風」 はこの地域が台風の通り道になっているため、「女性」 は島の男性が漁業に出て遭難する事が多く、結果女性が多くなっている、または済州島の女性は働き者という意味。

海女博物館の近所の民家も、やはり溶岩を積み上げて垣根をつくり風よけにしている(▼)。

済州島紀行-三多・三無・三麗-11

このような光景は、島内のあちこちで見かけた。それにしても上手に積み上げてあるものだ。

済州島紀行-三多・三無・三麗-11

済州島紀行-三多・三無・三麗-11

また 「三無」 は済州島に無いもの三つ 「泥棒・物乞い・泥棒を防ぐ門」。島の厳しい環境で協同精神が育まれた事を表しているそうだ。

そして 「三麗」 は三つの麗しいもので 「自然・果物・暖かい心」 を意味するそうだ。

海女博物館を出たのは17:45頃。ゲストハウスのある島の西端に向けて、再び車を走らせる。島の一周道路1132号線で、島の北側を西へと走る。

済州島は島の北部を占める제주시(済州市)と、南部を占める서귀포시(西帰浦市=ソグィポシ)からなる。済州市の中心部はやはり道路も複雑で交通量も多いが、その他の地域の道路は極めて走りやすい。

たいてい道路はまっすぐで見通しがよく、市街地以外は信号も人通りも少ない。そのため一般道路でも制限速度が時速80kmというところが多い。ただ、民家や学校の付近などは速度規制があり、スピードを出しすぎないように과속방지턱(スピードバンプ)がところどころに設置されている。

西へ向かって快適に走る。チェジュは天気が変わりやすいと聞いていたが、この日(7月14日)は特にそうだった。パラパラと雨が降るかと思えば晴れ間が出て、また曇ってきたと思ったら雨が降り・・・の繰り返しだった。

つづく


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