2009年03月12日

'09.3.12(木)職人技の潮干狩り

ビーチ沿いの 「BREEZE BURN'S」 で夫とゆっくりブランチを楽しんだ後は、穏やかな風を受けながらまたビーチを歩いて家に戻る。

その途中、遠くからでも一目で ”潮干狩りだな” と分かる一団を見かけた。

09.3.12(木)職人技の潮干狩り

どんな貝を採っているのだろうと、近寄ってみる。おばさんばかり数人が、みな砂を掘るためのスコップと、採った貝を入れるためのバケツ、そして白いものが入ったボトルを持って一心不乱に作業している。

09.3.12(木)職人技の潮干狩り

バケツの中を見せてもらうと、特徴のある細長い貝。名前は忘れたが、以前どこかで食べておいしかった覚えがある。長さは10~15㎝程度。

09.3.12(木)職人技の潮干狩り09.3.12(木)職人技の潮干狩り










どうやって採っているのか、じっくり見せてもらった。

まず、リズミカルにスコップで砂を削るように掘る。ただ掘るのではなく、掘るたびに表面に現れた面をよく観察しながら。

09.3.12(木)職人技の潮干狩り

そして、表面に現れた面に小さな穴を発見したら、そこに塩をふりかける。(おばさんたちがみんな持っていたボトルの中身は塩だった。)

09.3.12(木)職人技の潮干狩り

すると、塩につられて(?) 先ほどの細長い貝が、穴の中から頭を出す。頭を出したところをタイミングよく、指でつまんで引っ張り出してバケツにポイッ。

穴の下に貝が潜んでいるので、その穴を見落とさないよう砂を掘っていくという点がポイントのようだ。

あるおばさんに貝の名前を聞いてみると、「맛조개(マテガイ=馬刀貝)」 だと、作業する手をとめずに教えてくれた。

採ったマテガイはおそらくどこかで売るのだろう。慣れた手つきで次々と砂を掘り起こし、貝を採っていく姿は職人そのものだった。その作業は、見ていると簡単そうだが、実際にやってみるとかなり難しいのだろうと思う。しかし次々に貝が採れるのは、見ているだけでも面白い。

おばさんたちが掘り起こした砂のあとが、こんもりと山になってあちこちに見られていた。

09.3.12(木)職人技の潮干狩り

面白いものを見られたと夫と話しながら歩き始め、振り返ってみるとさらに見物客が増えていた。

09.3.12(木)職人技の潮干狩り



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この記事へのコメント
イタリアで、この甲斐に似た貝を食べたことあります。
すっごいおいしかったです。

ヴェネツィアでは、足で触りながら採るって、
教えてもらいました。

塩を振りかけて誘うって言う方法が、すごく
賢いなあと感心します。
Posted by たんたんたんたん at 2009年03月14日 15:17
たんたん さま

そうですよね。見た目はそれほどおいしそうな姿ではありませんが、味はいいですよね。

このビーチでも、アサリのような2枚貝は、腰ぐらいまで海に入って足で砂の中をさぐって採っています。器用ですよね。
Posted by dilbelaudilbelau at 2009年03月14日 20:12
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