都会のオアシスと猫 11

dilbelau

2013年08月03日 09:21

つづき

古本屋や骨董品屋さんも何軒か見かけた。夫によると、昔はこの通りには骨董品や書道に使う筆などを売る店がたくさん並んでいて、飲食店はほとんどなかったそうだ。



サムジギルをもう少し進んだところには 「耕仁(キョンイン)美術館」・「伝統茶院」 という看板のかかった空間があった(▼)。

キャップをかぶったおじさんが見ているのは猫。虫か小動物か、何か獲物がいるようで、土管の中に頭を突っ込んで必死に捕まえようとしていた。あまりの必死さに、私を含め人々が足を止めて様子を見ていた。結局、獲物には逃げられたようだった。


広い敷地内には独立した展示室がいくつも建っており、それぞれで展示会が開かれていた。耕仁美術館は1983年にオープンしたそうで、敷地面積は約500坪ほどあるとか。緑豊かで、都会のオアシスのような空間だ。





伝統家屋を活用した、雰囲気のいいお茶屋さんもあった(▼)。


先ほど獲物を狙っていた猫が今度は木の上に。遊び盛りのお年頃なのだろう。


つづく

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