じゃんけん大会 2

dilbelau

2013年02月07日 08:48

つづき

ステージではじゃんけん大会が行われていた。韓国のじゃんけんは 「가위바위보」(カウィバウィボ=はさみ・岩・布)。



私は途中から見たので、ステージ上の人たちは選ばれてステージに上がったのか、自ら参加を希望した人なのかは分からないが、大人も子どももいた。まずは子ども同士でじゃんけんし、子ども部門での優勝者を決めていた。



続いて大人部門のじゃんけん。最初は、司会者を含めてじゃんけんし、司会者に勝った人だけが残る。人数が少なくなると、参加者同士での対決。皆さんとても楽しそうだった。



そして、子ども部門で優勝した女の子と大人部門の優勝者のおじさんが対決し、最終的な優勝を決めるのだが、このときの司会者の進行が面白かった。まず女の子に 「何出すの?」 と尋ねる。女の子が悩みながら 「・・・パー」 と答えると、司会者は 「パーを出すんだね。間違いないね。グー出す?(女の子が首を横に振る)、チョキ出す?(首を横に)、パー出すんだよね」 と念を押す。

そして大人部門のおじさんに 「さあ、聞こえましたか?この子はパーを出すそうです。分かりますね?ここであなたが何を出すかで、この子が非常に幸福な1日を過ごすか、はたまた幼くして社会の厳しい現実を思い知らされるかが決まるわけです。分かりますね?」。会場からは大きな笑い。おじさんは苦笑い。

そしていよいよ対決のとき。司会者の 「カウィバウィボ」 という掛け声に合わせて、女の子はパーを、おじさんはグーを出し、めでたく女の子が優勝。賞品としてアクアリウムの入場券をもらっていた。ほほえましいじゃんけん大会だった。



会場上空には、大会広報用の飛行船が2機ほど飛んでいた。ウェスティン朝鮮ホテルの右手に並ぶ高層ビルのうち、ベージュ色っぽく見えているのがゴールデン・スィート・アパート(▼)。実際には金色に輝く外観だ。2010年10月1日に起こった火災は今も記憶に新しい。



同年12月にはまだ、黒く焼け焦げた外壁が火災の様子を生々しく物語っていたが、今ではもうまったく元通りの姿になっている。

その後ろに見えている超高層アパートは80階建てのZENITHアパート。現在、漢江(ハンガン)以南で最も高いアパートだ。また、この写真では見えていないが、ZENITHの向こうには72階建てのI'PARKアパートがある。

つづく

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