元日の温泉

dilbelau

2013年01月18日 08:55

おいしいナクセポックムをいただいて大満足で店を出た私たちは、温泉川(オンチョンチョン)沿いの遊歩道を歩いて허심청(ホシムチョン=虚心庁)へと向かった。この日は1月1日。2013年の初風呂だ。



虚心庁の建物に入ると、1階部分からすでに普段より多くの人がいたので、やはり今日は混雑しているかなと思いつつエスカレーターで3階へ。するとやはり、3階から受付のある4階へ続く階段に行列ができていた。行列といってもそれほど長くはなく、最後尾が階段の中ほどあたり。

その光景を見て思い出した。そういえば、2011年の大晦日に虚心庁に来たときも、こんなふうに列ができていた。でもそのときも、少し待つだけですぐに入場できたので、この日も列の最後尾についた。

虚心庁は 「一度に3,000人を収容できる」 のが売りであるように、大浴場内は相当広い。この時も入場制限していたわけではなく、一度に受付に客が押し寄せると混乱するため、受付の処理能力に合わせて客を入場させていたようだ。私たちも5~10分並んだだけですんなり入場できた。

大浴場内はかなり広いので、人が多いには多いが不便を感じるほどではない。ただ洗い場は例によって軒並みキープされていて、空くのを待っていたら日が暮れるので、シャワーブースを利用。しかしシャワーブースでさえもこの日は空いてるところがなく、少しだけ待った。

大浴場内にも売店があるため(ロッカーキーで後払い)、大浴場内で飲食することもできる。この日はやけにアイスを食べている人が多かった。恐らく、誰かが食べているのを見て、おいしそうだと思った他の客が買って食べ、それを見たまた別の客が・・・というふうに連鎖的に売れたのだろう。

たいていの人は、浴槽のそばに置いてある椅子などに座って食べていたが、中には湯につかりながら食べている人も(大人も子どもも)。湯につかりながら食べると当然アイスも溶けやすくなり、特に子どもは湯の中にぼとっと落とすことも。そばについている母親がすぐに湯ごとすくいだしてはいたが・・・。

それでなくてもこの日はさすがに湯が汚れていた。虚心庁では普段から、定期的に浴槽から湯を抜いてデッキブラシでゴシゴシしてまた湯を張る(その間、客は他の浴槽へ)というシステムで掃除はしているが、さすがにあれほど多くの客が利用すれば湯も汚れるだろうと思った。

係員のおばさんたちも、長い髪を束ねずに湯につかっている人を見かけるとすぐに髪を束ねるよう注意し、ゴムを持っていない客には輪ゴムを渡すなど、大忙しのようだった。

湯の汚れはともかく、身体もほかほかに温まって気持ちよかった。会計を済ませて帰ろうとすると、受付を待つ行列は先ほどよりかなり長くなっていた。あの様子だとしばらく待たねばならないだろう。後で会社の上司に話すと、元日は特に、近くの金井山(クムジョンサン)に登ったあと虚心庁に寄る人が多いのだそう。そういえば、登山服姿のおじさん・おばさんをたくさん見かけた。

虚心庁といえば、1年くらい前(?)に 「釜山トリックアイ美術館」 がオープンした(大人12,000w、3歳~高校生10,000w)。虚心庁の地下フロアーにあるそうで、一度のぞいてみたい気もするが、もう少し値段が安ければなと・・・。入場時間:10~20時(入場19時まで)。

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