リピート率NO.1?!

dilbelau

2012年09月26日 08:52

家の近所には何度もリピートしている店がいくつかあるが、アンドン(安東)チムタッ専門店 「수라찜닭」(スラチムタッ)もその1つ。リピート率はかなり高い。おいしくてボリュームのわりに値段が手ごろで、店のおばさんも親切だ。また、日曜日が定休日という飲食店もけっこう多い中、この店は日曜日でも営業しているので助かる。

この日もいつものチムタッ定食(7,000w)を注文。いつも通される部屋はテーブルが4つあり、この日は先に入っていた客が鴨肉の焼肉を食べていた。おいしそうな匂いが部屋中に充満していた。ちなみに鴨肉料理は、鴨肉塩焼き(28,000w)、鴨肉プルコギ(28,000w)、鴨肉燻製(30,000w)。

まずはおかず類(▼)。まさに韓国の家庭料理といった品々が並ぶ。運んできてくれたのは、店のおばさんの娘さん。ここ数年でますますお母さんそっくりになってきている。



テンジャンチゲ。具は豆腐、エホバッ、ネギ。唐辛子も入っているが、辛さは若干感じる程度。



そして主役のアンドンチムタッ(▼)。辛さ控えめで注文。

鶏肉、野菜、きのこ、そしてコシが強くてのどごし滑らかなタンミョンがたっぷり入っている。どの具材にも甘辛の絶妙ソースがよくからまっていて非常においしい。何度食べても飽きない味だ。ご飯が進む。



この日、お昼の時間帯の客は私たちを最後に一区切りついたようで、全ての料理を出し終わった店のおばさんはリラックスして大型テレビでドラマを真剣に見ていた。まるで自宅でプライベートな時間を過ごしているかのようなくつろぎっぷり。もっとも、韓国ではよくあるように、この店も1階が店で2階部分は住居のようなので、くつろぐのも当然だ。

日本ではなかなか見られない光景だが、やはり韓国では客と店員の立場が対等に近いと感じる。客から見えるところで(営業時間中)食事をするのも普通だ。日本では客の見えないところに引っ込んで食べるのが一般的だが、店員も人間なんだから時分どきになれば食事をするのは当たり前。わざわざ客から見えないところで隠れて食べる必要はない、ということだ。至極、自然なこと。

もちろん全ての店やオフィスでそうだというわけではないが、そういう光景を見慣れていると、たまに日本に帰ると客と店員の間には目に見えない厳しい線が引かれているのを感じる。

とにかく、大変おいしくいただいた。

수라찜닭 (安東찜닭専門店)
釜山市水営区南川1洞 30-24番地
(051) 632-4443
不定休

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