オーシャンビューのチムジルバン

dilbelau

2012年08月10日 08:51

我が家のアパートはボイラー点検・保守のため、毎年夏の一時期、お湯が出なくなる。もちろんシャワーもだ。毎年、少し前に掲示板に作業期間などが張り出されるのだが、今年は見落としていた。7月27日から作業が始まったそうで(8月15日まで)、そういえばその日はシャワーのお湯がぬるかった。

住民にかける不自由を最小限にするため、毎年、一番暑い時期を選んで作業してくれている。しかし、外がどれだけ暑くても、全く加温されていない水でシャワーを浴びるのはなかなか辛い。毎年のことなので慣れてはきたが。

そういうわけで家での水シャワーは落ち着かないので、チムジルバンでのんびり過ごそうと、夫と久しぶりにアクアパレスへ。ここは、大浴場やチムジルバンの大休憩室から海を見下すことができ、明るく開放的な雰囲気が気に入っている。

4階の受付で料金を払い、ロッカーキー・チムジル服・タオル(男性は脱衣所に備え付けのものを使う)を受け取る。チムジルバンは大人9,000w。まず5~6階の大浴場で汗を流してから、チムジルバンのフロアー(8・9階)へ。全面ガラス張りの大休憩室からは、赤いパラソルが並ぶ広安里(クァンアルリ)ビーチが一望できる。大勢の海水浴客でにぎわっている(大浴場からも同じ景色が楽しめる)。









大休憩室は、一部の窓が開けられていて涼しい風が入り込んでいた。寝そべっておしゃべりしたり、本格的に爆睡したり、パッピンスを食べたりとみな思い思いに過ごしている。



7階には屋内プール(ウォーターマックス)があり、プールは子どもたちでいっぱい。チムジルバンの大休憩室にも、プールではしゃぐ子どもたちの声が聞こえていた。





しかし、中にはびしょびしょに濡れた水着姿のままチムジルバンの大休憩室に入ってくる人(大人も子どもも)がおり、床が濡れてしまう。寝ころぶためのマットの上に濡れた水着のまま座る人もいるようで、掃除のおばさんはぼやきながら濡れた床やマットを拭いて回っていた。

8階の大休憩室から階段を少し上がったところにも、小規模ながらチムジルバンと休憩室があり、ここからも海が一望(▼)。



また、9階から通路を通って屋上スペースに出ると、スライダー付きのミニプールとサンデッキがあった。





私たちもチムジルバンの大休憩室でのんびりくつろいで、再び大浴場へ。小さいながら露天風呂がある。この露天風呂、建物の構造上の理由だろうか、男湯にはないのだそうだ。

転落防止 兼 目隠しのガラス(プラスティック?)には反射フィルムが張られており、こちらからは海がよく見えるが、外からはこちらの姿が見えないようになっている。

広くはないが一応、露天風呂。涼しい風に当たりながらお湯につかるのは気持ちいい。

ここアクアパレスを始め、広安里(クァンアルリ)や海雲台(ヘウンデ)、龍湖洞(ヨンホドン)など海に近いところにある銭湯は、海水温泉であることが多い。身体が温まりやすい気がする。

家の水シャワーではなく、お湯を使うことができ、広い浴槽でのんびり手足を伸ばし、チムジルバンの大休憩室で昼寝までしてすっかりくつろいだ。

この日は暑かったので私たちはチムジルバンには入らなかった。わざわざチムジルバンに入らなくても、この時期、戸外は 「天然チムジルバン」 だ。しかし、中には入っている人もけっこういた。こんな真夏にチムジルバンに入るのだから、本物のチムジルバンファンなのだろう。

関連記事