ダッチコーヒー
マラソンの10キロコースを無事完走し(夫)、南浦洞でソルロンタンを食べて家の近所まで帰ってきた私たちは、久しぶりにチムジルバンに寄っていくことにした。
広安里ビーチ沿いにもチムジルバンはいくつかあるのだが、この日は手っ取り早く家から最寄のバス停近くにある 「BBCセンター」 に行くことにした。以前からそこにチムジルバンがあるのは知っていたが、利用するのはこの日が初めてだ。1つのビルの中に、チムジルバン・サウナ(お風呂)やヘルス(韓国ではスポーツジムのことをヘルスと呼ぶ)が入っている。
まずエレベーターで6階の受付へ。利用料は大人5,000w。チムジル服は脱衣室に備え付けてあるとのことで、受付ではタオル(女性のみ)とロッカーキーを受け取る。男性用タオルは脱衣室内にある。
サウナ(日本でいう浴室)は男性が5階、女性は7階。チムジルバン(といっても塩チムジルバン1ヶ所のみ)と休憩室は6階。ジムで運動し、お風呂で汗を流してすっきりして帰るという人も、お風呂だけの利用に来る人もいるようだが、ほとんどが常連客らしく互いに挨拶を交わしている。「地元の銭湯」 といった雰囲気だ。
さっぱり汗を流し浴槽で温まって出てきた私たちは、そのビルの1階にあるカフェに入った。実は少し前から、通勤で利用するバスの窓から 「DRIP & DUTCH COFFEE」 という看板が見えていて気になっていたのだ。ドリップコーヒーはどこにでもあるが、ダッチ(水出し)コーヒーを出す店はまだそれほど多くないように思う。店名に 「ダッチコーヒー」 という名前を使っているぐらいだから期待できるかも・・・と思っていたのだった。
店内に入ると、カウンターの向こうの男性が大変爽やかな笑顔で出迎えてくれる。また、入り口のそばにいた壮年の男性も大きな声で 「いらっしゃいませ」 と。どうも壮年の男性がカフェの経営者らしい。店内はそれほど広くはないが、4面の壁のうち2面が全面ガラスになっているので光がたっぷり差し込んで明るい。4月の終わりにオープンしたばかりなのだそうだ。
早速ダッチコーヒー(5,000w)を注文。韓国のカフェによくあるような、アメリカーノ・エスプレッソ・カプチーノなどのメニューのほか、スペシャルティーメニューとしてコロンビアシュプリモ・ブラジルサントス・グァテマラ・タンザニアキリマンジャロなど、各種コーヒー豆を選んで注文することもできる。
氷をたっぷり入れたグラスに注いでくれたダッチコーヒーは、期待通りのとてもおいしい味だった。他のコーヒーも期待できそうだ。また行ってみたい。
BBCセンター(チムジルバン・サウナ・ジム)
釜山市水営区南川1洞27-8番地
(051) 628-0028
「DRIP & DUTCH COFFEE」
BBCセンター1階
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