恐るべし大阪弁
2010~2012年が 「Visit Korea Year(韓国訪問の年)」 であることから、今年の広安里の花火大会は、今まで以上に観光客誘致に力を入れている。
昨年までは花火大会の期間は2日間だったのだが、今年はそれに加えて花火を上げる前日の10月21日に、韓流コンサートとチェ・ジウ氏の写真展・舞台挨拶の場を設けた。
韓流コンサートは21日の19時から広安里ビーチで行われるが、それに先立って同日14時から、新世界百貨店センタムシティ店の9階文化ホールに、チェ・ジウ氏の写真展(21~28日)開幕式のためチェ・ジウ氏本人が舞台挨拶のためやって来るという。
韓流コンサートには、スーパージュニアK.R.Y、シャイニー、SGウォノビー、2AM、BOA、ソン・ホヨン、チェヨン、ファンヒ、TRAXなどのアーティストが出演する予定だと聞いていたが、韓流にかなり疎い私はSGウォノビーやBOAぐらいは分かっても、そのほかは多分誰が誰だかを見分けることさえ怪しい・・・。
しかし、「冬ソナ」 さえ見ていないとはいえ、チェ・ジウ氏なら私でも知っている。もちろん大ファンというわけでもなんでもないが、せっかく釜山に来て間近で見られるかもしれないというのなら、会場に行くだけ行ってみましょうと新世界へ向かった。
開幕式と舞台挨拶は14時からの予定。私が到着したのは13時過ぎ。もしも、会場前に長蛇の列ができていたりしたら、あきらめて帰ろうと思っていたが、意外や意外、その時間でもまだ観客はあまり入っていなかった。これなら大丈夫だと私も会場(文化ホール)内へ。来賓用の席をのぞいて、前から3列目の席に座れた。(その後、会場内は満席・立ち見まで出るほどいっぱいに)
この時点で会場内にいるのはほとんどが女性。しかもほとんどが50~60代かと思われる日本人。さらに言えば、大阪弁バリバリのおばちゃんたちだ。
私も大阪生まれの大阪育ちの ”native 大阪弁 speaker” なので、大阪弁に対する ”免疫” はもちろん充分備わっている。が、そんな私でも ”大阪弁ってこんなに強烈だったのか・・・” と軽い衝撃を受けるほどに、そのおばちゃんたちの大阪弁はかなり強烈で、圧倒的な存在感をもって会場内に響き渡っていた。すごいパワーだ。
このパワーなら、釜山アジュンマともいい勝負、いや場合によっては釜山アジュンマにも勝つかもしれないと、心の中で考えていたら 「写真撮ってもええんやて(いいんだって)。撮ろ、撮ろ(撮ろう、撮ろう)」 という声が耳に入ってきた。
この日(21日)から28日まで、この文化ホールでチェ・ジウ氏の写真展が開かれるということで、会場内にはチェ・ジウ氏の大きな写真パネルがいくつも展示されているのだが、それらは自由に写真を撮ってもいいのだそうだ。
大阪のおばちゃんたちに混じって、私もジウ氏の写真を撮らせてもらった。(当初、この写真展の話を聞いたとき、ジウ氏が撮った写真が展示されているのだと思ったがそうではなく、ジウ氏がモデルとなって釜山の観光地などで撮影した写真を展示しているのだった)
釜山出身の女優であり、また釜山の観光広報大使でもある최지우(崔志宇=チェ・ジウ)氏。自分の生まれ育った釜山で写真を撮っているということもあってか、どの写真も表情が実に楽しそうだ。
今年4月に運行が始まった、2階建てオープントップの
観光バスに乗ったジウ氏(▼)。
どこかのカフェで(▼)。
海雲台ビーチにて(▼)。
つづく
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