また会う日まで
日本人の友人Tさんが、ご家族揃って10月末に日本へ帰国されることになった。ご主人のお仕事の関係で釜山で生活されていたのだが、このたび辞令が出て当初の予定より随分早く帰国することになったのだそうだ。
Tさんは、以前夫が韓国語の学校に通っていたときのクラスメイトでもあった。その時の担当の先生(私も教えてもらったことがあり、今まで習った先生の中で一番好きだった先生)と、当時同じクラスにいた日本人のNさんと、私たち夫婦とで先日Tさんの送別会の場を持った。
場所は、大学街にあるパスタ屋さん 「La lieto」。
先生もTさんもNさんも、お会いするのは久しぶりだったが皆さんお元気そう。この日は5人の共通言語である韓国語でおしゃべり。
スパゲティを1つずつとピザを2枚注文。日本語も少し話される店長が、炭酸飲料を1人ずつにサービスしてくださった。私は定番の포로(ポロ=7,900w)(▼) を。
ピザはマルゲリータ(7,900w)とFunghi(フンギ=8,900w)(▼)を1枚ずつ注文してみんなで分けていただく。フンギ(イタリア語できのこ)という名前の通り、きのこの香りと食感がたっぷり楽しめるピザだ。
店内は相変わらず満員だ。以前、クリスチャンである友人の誘いで教会のクリスマスコンサートに行ったことがあるが、そのとき美しい歌声を披露されていたオペラ歌手ご夫妻も、偶然そのとき店内でお見かけした。お二人とも勿論クリスチャンで歌手でもあり、ご主人は牧師さんでもある方だ。
ご主人の勤務先の決定なので仕方のないことだが、Tさんはもちろんのことお子さんたちも、思いがけず予定より早く釜山を去らねばならなくなったことを、非常に残念がっているのだそうだ。特に上のお子さんは、韓国語が少し話せるようになってきていたところだったそうだし、学校の友達との別れもつらいものだろう。
それだけ釜山での生活が楽しいものであったということは喜ばしいことだとは思うが、残念に思うお気持ちは充分お察しできる。
日本に帰っても韓国語の勉強を続けたいとおっしゃるTさん。日本でもどうぞ皆さま健康で、充実した日々を送られますように。
La lieto
釜山市南区大淵3洞68-24 2F
(051) 611-0627
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