'10.3.3(水)一度で二度おいしい

dilbelau

2010年03月03日 19:51

広安里沿いにあるトンカツ専門店。
2年前に私たちが釜山で暮らし始めた頃からそこにあるのは知っていたが、韓国スタイルの薄いトンカツだとあまり口に合わないかもしれないと、いまだ一度も入ってみたことはなかった。

しかし先日、「あのトンカツ屋もけっこうおいしいわよ」 と日本人の友人に教えてもらったので、ならばと夫と先日初めて入ってみた。

テーブル席のみの、落ち着いた雰囲気の店内。
メニューにはトンカツや白身魚のカツなどの他に、うどんも。同じくトンカツ専門店である 「하나(波奈)」 ほどメニューの種類は多くないが、メニューの写真は 「波奈」 のそれと似ている。また、テーブルの上にあるトンカツ用のソース、キャベツ用のドレッシング、ゴマをするための小さなすりこぎなど、テーブルの上の雰囲気も 「波奈」 に似ている。

夫は 「ロースカツ」(6,500ウォン)、私は 「定食」(7,000ウォン)を。
定食とは、ヒレカツと白身魚のカツが半分ずつ入っていて、2つの味が楽しめるというものだそうだ。

注文の品が来るまでの間にも、雨にもかかわらず客が続々と入ってくる。

まず運ばれてきたのは、食前のお粥。ふりかけがかかっている。「ふりかけのかかったお粥」 は初めていただいたが、「ふりかけのかかったご飯」 と材料は同じでも、こうも印象が違うのかと思うぐらい新鮮な感じがした。



お待ちかねの 「定食」。幅が細いカツを横2列に並べてあり、手前が白身魚のカツ。タルタルソースでいただく。向こう側がヒレカツ。特製ソースにすったゴマを加え、好みでマスタードも加えていただく。



たっぷりのキャベツの千切りは、ゴマ風味のドレッシングで。このドレッシングが香りがよくてなかなか美味。お味噌汁も上品な味でおいしい。あっさりしたカクトゥギの他に、奈良漬けやたくあん、らっきょう、紅ショウガが添えられている。

「定食」 だけでなく、「ヒレカツ」「白身魚のカツ」(いずれも7,000ウォン)、「ロースカツ」(6,500ウォン)のいずれを注文しても、お味噌汁やご飯・キャベツなどこの写真のようなセットで出てくる。

ご飯の量は少なめだが、おかわり可能(キャベツも)。
ヒレカツのお肉は柔らく厚みも充分で、衣もサクッと揚がっておりおいしい。
(衣が厚めなのかパン粉が荒いのか、衣のボリュームが少し多すぎる気がするが・・・)

夫のロースカツも味見させてもらったが、しっかりした歯ごたえでボリューム満点。

おいしくおなかいっぱいいただいた。



「신센(神餞)」(日本式トンカツ専門店)
釜山市水営区南川2洞3-5番地106号
(051) 627-9191
営業時間:10時~22時(年中無休)

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