'10.2.27(土)寿司作り体験

dilbelau

2010年02月27日 15:07

先日、釜山英語放送(e-FM)の関係者から、「韓国人30人を集めての寿司作り体験会があるんだけど、ちょっと手伝ってもらいたいこともあるし、来てみない?お寿司も食べられると思うし」 という連絡をもらった。最後の ”お寿司も食べられると思う” という一言が決め手になり(?)、参加させてもらうことにした。

会場は海雲台区にある、日本式お寿司の店 「MARINE POLIS」。お昼は寿司のランチセットメニューを、夜は回転寿司を提供している店だそうだ。

主催は 「在釜山日本国総領事館」 と 「釜山韓日文化交流財団」 で、今年で3回目(年に1回)なのだそうだ。これら2つの主催者が、日本の食文化を紹介する機会として寿司体験の参加者(韓国人)を募ったところ、30人の定員になんと97人もの応募があったのだそうだ。

あいにくこの日は台風を思わせるような、激しい暴風雨。特に会場である 「マリンポリス」 が位置する場所は海沿いで、高層ビルが建ち並んでいるところ。ビル風と海からの突風のため傘の骨も折れ曲がってしまい、激しい横殴りの雨が容赦なく身体に打ちつける。

やっとの思いで会場にたどりついたときには、服もカバンも髪も靴の中まで雨でグッショリ・・・。その姿を見た店員さんたちが、雨がひどいですからねと気の毒がってくださるほどだった。

さて、そんな悪天候なので、当日キャンセルがたくさん出るんじゃないかと領事館の方は心配されていたそうだが、なんのなんの、30人に近いほぼ全員の参加となった。

まず全員が手を洗ったあと、あらかじめ準備されたテーブルに4~5人ずつつく。
この日講師を務められるのは、この店の料理長である浜崎壮平さん。その後ろに見えているのは、通訳担当の女性。夫が勤務する大学の卒業生なのだそうだ。

聞けば浜崎さん、もともと14年間福岡で寿司職人として働いていたところ、客として店に来ていた韓国人から韓国で店を出してみないかとスカウトされたのがきっかけで、釜山で働くようになったのだそうだ。その韓国人が現在のマリンポリスの社長さんだとのこと。マリンポリスの料理長として働き始めて、現在2年4ヶ月になるそうだ。



他にもこの店で働く韓国人スタッフが、補助としてお手伝いをしてくれる。



コの字型のカウンターの周りにテーブルが配され、夜の営業時間帯にはこのカウンターに沿って回転レーンが走り、回転寿司スタイルとなる。



各テーブルには万端の準備。太巻き用と握り寿司用の寿司飯が、あらかじめ1人分ずつの量にセットされ、また太巻き用の具も1人分ずつ用意されている。写真手前の大きな塊が太巻き用の寿司飯。ベテランの寿司職人である浜崎さんは、いちいち計らなくても手の感覚でちょうど1本分の太巻き用の寿司飯の量が分かるのだそうだ。

その向こうに小さくまとめられているたくさんの寿司飯が、握り寿司用。握り寿司は一人当たり8かんずつ。それを30人分なので、なんとこの小さな寿司飯を240個も準備してくれたことになる。さぞかし大変だったことだろう。



さて、浜崎料理長の指導のもと、いよいよ寿司作り体験の始まり、始まり~。

つづく

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