'10.2.24(水)鶏一羽の幸せ 再び
乙淑島から戻ってきたのはすでに15時30分過ぎ。乙淑島には飲食店がないため、持参したおやつをお昼頃に食べてはいたのだが、やはりおやつはおやつ。夕飯までそのまま食べないで我慢するにはちと辛い。降りたバス停からほど近いところにある 「
닭한마리의 행복(鶏一羽の幸せ)」 で遅い昼食(早い夕食?)をいただくことにした。
韓国では豚肉と並んで、参鶏湯(サムゲタン)やフライドチキンなど鶏肉を食べることも多いのだが、この店のような調理法は、釜山ではまだ珍しい。ぶつ切りにした鶏肉をスープで煮て、特製ソースをからめていただくのだ。
さてこの店は遮光ガラスというのだろうか、外から見ると店内の明るさがあまりよく見えず、一見営業しているのかどうか分かりにくいのだが、ドアには「営業中」の札が。
中途半端な時間なので、私たち2人だけ。テレビではオリンピックのショートトラックの様子が流れている。変わらず店内は掃除がよく行き届いており、清潔そのもので気持ちがよい。
他にも気になるメニューはあるのだが、この日も前回食べて気に入った 「닭한마리의 행복(鶏一羽の幸せ)=15,000ウォン」 を。
大きめの洗面器のような金色の容器が運ばれてきて、テーブルのコンロで火にかけられる。鍋の中にはおいしそうなスープ、ぶつ切りの鶏肉(1羽分)、輪切りのジャガイモ、トッポッキに使われる白くて細長いお餅、そしてネギ。胡椒もたっぷりめに振りかけられている。
材料はどれも火が通っているので、スープとともに温まれば食べられる。スープが温まるのを待つ間に、鶏肉をつけて食べる特製のソースを作っておく。
醤油ベースのソース・コチュジャン・ニンニクのみじん切り・辛子を、各テーブルに備え付けてある説明紙に書いてある分量ずつ混ぜ合わせ、そこに千切りのキャベツをたっぷり加えてからめる。これに鶏肉をつけていただくのだ。
分量は書いてあるので自分たちでもできそうだが、前回来たとき同様、店の人が作って差し上げましょうかと言ってくれたので、おまかせする。
鶏肉があっさりしているので、このピリ辛のソースが味のアクセントになり、どんどんいただける。それでも一般的な参鶏湯(サムゲタン)に使われる鶏肉よりはこの店で使われる鶏肉の方が大ぶりなのだろうか、食べ終わる頃にはすっかり満腹になる。
満腹になるのだが、締めの「칼국수 사리(うどん)=2,000ウォン」はこれまたおいしくて捨てがたい。ツルツルといただけてしまう。
うどんも食べ終え、かなりおなかいっぱいになったところで店員さんが 「うどんもおいしいですが、残ったスープにご飯や野菜を入れて雑炊のようにしてもおいしいですよ」 とすすめてくれる。それも大変魅力的だったのだが、とてもとてももう入る余地はなかったので、次回のお楽しみにすることに。
おいしくいただきました。
닭한마리의 행복
釜山市水営区南川1洞19-17
(051) 626-2469
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