今日の夕食は、とある方の紹介で初めてのお店へ。日本人友人MさんとYさん、そして私たち夫婦。
「徳川」駅という、釜山市北区に位置する場所にあるレストラン。釜山最大規模と言われる 「亀浦市場」 や洛東江に程近い。この駅で下車するのは初めてだが、高層アパートが立ち並び、飲食店をはじめとする店舗が軒を連ね、大変賑やかな場所なのに驚いた。
徳川駅 12番出口を出てすぐのところにあるビルの12階にある、シーフードブッフェレストラン 「ポーラーレックス」。
同じ建物の7階にはシネマコンプレックス、また11階には結婚式場もあるそうだ。
12階でエレベーターを降りると、まず目に飛び込んでくるのが、「ロ」の字形のカウンターになっているブッフェコーナー。カウンターの向こうでは、白いコック帽をかぶったスタッフがお寿司を握ったり、忙しく立ち働いている。
多くの座席が整然と並んでいて、奥の方には個室もある。これら多くの座席が後に7~8割は埋まっており、平日にもかかわらず大盛況な様子に驚いた。
料理の種類は大変多いが、シーフードブッフェレストランというだけあって、特にお寿司やお刺身類が多い。豪勢にゆでカニも供されていた。
日本人客もターゲットにしているのだろう、日本人形や兜の飾り付けがあったり、料理の名前が日本語でも書いてあったりするし、日本語を話すスタッフも数人いる。
しかし、「ドームさしみロール」 とは一体何だろうと思ったら、韓国語で「鯛」という意味の言葉 「돔(ドーム)」をそのままカタカナで書いてあるのだった。この場合「鯛のさしみ」と書いてくれたら、韓国語が分からない日本人でも理解できるのにな、と思ったり…。
また、隣のお皿には「ビラナさしみ」と書いてあり、これまた何のことかと下に書いてあるハングルを見ると 「광어회」=ヒラメの刺身のことだった。 「ヒラメ」 → 「ビラナ」…惜しい!!
と、そういう細かいことは置いておいて…。
お寿司はやはり、シャリもネタもプチサイズの韓国スタイルだが、にぎり寿司の他にプチいなり寿司や、また変わり巻きずし (写真↓↓) や手巻き寿司などバリエーションは豊富だった。
他にも、韓国料理をはじめ、中華料理、ステーキ、ヒュージョン料理と呼ばれる類など、たくさんあり過ぎて目移りしてしまうほどだった。もちろん、ケーキや韓国のお餅、フルーツ、飲みもの各種などデザート類も充実。
そして今日は、特別にマグロの解体を間近で見せていただくことができた。半身のマグロがドーンと運ばれてきて、
いざ、解体開始。包丁の切れ味が悪いのか、やや手こずっている感じはあったが、さばいてすぐ出してくれた大トロの部分はよく脂がのっていて、非常においしかった。
レストランが12階にあるため眺めもよく、すぐそばには韓国で2番目に大きい洛東江を眺めることもでき、金海空港にも近いのだそうだ。
沈みゆく夕陽を眺めながら、いろいろな種類のお料理を堪能して非常に満足した。7階のシネマコンプレックスの映画と、このレストランの食事のセットもあるそうで、映画と食事で3万ウォンだそうだ。
西面や海雲台、南浦洞などのような釜山の代表的な観光地とは、位置的にずいぶん離れているのが残念だが、店員の対応もよく、広々とした店内の雰囲気もよく、食事もおいしい。おしゃべりしながら、ゆっくりたくさんいただいて、大変満足して店を出た。