豪快フィナーレと人の波 9

dilbelau

2013年11月14日 08:58

つづき

そしていよいよ花火ショーもクライマックスへ。






この花火祭りは2008年からほぼ毎年見ているが、フィナーレは何度見ても豪快そのもの。まるで花火倉庫が爆発したかのような打ち上げっぷりだ。海上のバージ船からの花火と広安大橋からの花火、両方がカメラの画面に収められないのが残念。



約50分間の花火ショーが終わると、ビーチからは大きな拍手・喝采。みな満足そうに立ち上がり帰路につく。6時間も7時間も前から場所取りしていた人にとっては、長い1日がようやく終わったという感じだろう。私は毎年、この花火祭りが終わるといよいよ冬が来るなと感じる。

さて、人々が一斉にビーチから出るので、例年のごとく周辺はものすごいことになる。これで万一、将棋倒しでも起きたら大変なことになると思うが、幸いこれまではそういう事故は聞いたことがない。

私たちもビーチから出ようとして、ビーチ沿いの公衆トイレの建物の上に上っている人がたくさんいて驚いた。そこから花火を見ていたのだ。非常に危険。周辺には警察官もたくさん投入されていたのに、下りるよう注意しなかったのだろうか。

また例年のことだが、ビーチ周辺にはものすごい量のゴミが放置されていた。花火開始を待つ間に飲み食いした物の容器や、ビーチに敷いていた新聞紙など、たくさんのゴミがビーチや道路に散乱していた。毎年のことだがせっかくの花火の美しさも、このゴミを見ると興ざめだ。

さてありがたいことに、うちはビーチのすぐ近くなのでものの5分もあれば家に帰りつくが、地下鉄やバスで帰る人は相当時間がかかるようだ。見物客が一度に殺到するので、地下鉄はしばらくホームにさえ降りれない状況だとか。写真は人で埋め尽くされるビーチ沿いの道路(▼)。


今年はここ広安里(クァンアルリ)海水浴場に約54万人、その他荒嶺山(ファンニョンサン)や萇山(チャンサン)やタルマジ、二妓台(イギデ)、冬柏(トンベク)ソムなどに約82万人、合計136万人の人出があったと推計されたそうだ。

この花火祭りを最後に、今年、広安里ビーチで開かれる大きなイベントも終わり。次に人々で賑わうのは来年の元日の朝。大勢の人が初日の出を拝みにやってくる。

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