2012釜山国際映画祭

dilbelau

2012年09月13日 20:57

第17回釜山国際映画祭(BIFF)が10月4~13日に開催される。開幕作には、ロンロックマン、サニーロック監督が共同演出する香港映画 『コールド・ウォー』 が、閉幕作にはバングラデッシュのモスタファ・ファルーキ監督の 『テレビジョン』 が選ばれた。『コールド・ウォー』 は犯罪との戦いを繰り広げる警察組織の話を描いた作品。一方、バングラデッシュの作品が閉幕作に選ばれるのは初めて。

今年のBIFF上映作品は75カ国11部門304編。世界で初めて公開される 「ワールドプレミア」93編、自国以外の地域で初めて上映される 「インターナショナルプレミア」 39編。開幕式の司会は中国人女優タン・ウェイが務める。

日本からは東日本大震災を扱った園子温(そのしおん)監督の 『希望の国』 や小林政広監督の 『日本の悲劇』 などの作品も。開幕・閉幕作品の予約は24日17時インターネットサイト 「다음(ダウム)(http://www.daum.net)で開始。一般作品の予約は26日9時から、「ダウム」や釜山銀行全営業店窓口・同ATM・フォンバンキングで。

また、今年のBIFFでは 「BOOK TO FILM」 や 「アジア演技者アカデミー」 などの新しいプログラムもお目見えする。

「BOOK TO FILM」 は、アジアの出版事業と映画事業を結ぶ初めての試み。原作の版権を販売しようと考える出版社と、これを購買しようと考える映画プロデューサーの出会いを取り持つ。映画化の可能性が大きい作家チョン・ダミの 『空中ぶらんこ』 や、カン・テシクの 『グッバイ動物園』、グ・ビョンモの 『ウィザード ベーカリー』 など10編が 「BOOK TO FILM」 の選定作として決まっている。

「アジア演技者アカデミー」 も初めての試み。アジアの優秀な新人演技者を発掘、育成するプログラム。BIFF期間中、深化教育や映画撮影ワークショップ、外国研修などを行う1年過程。



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