韓国は祝日が少ない??
日本はもうすぐゴールデンウィーク。5月1・2日も休みをとって9連休という人もいるのだろうか。
韓国にはゴールデンウィークのような長期の連休はない。また、日本では祝日が日曜日と重なると翌日の月曜日が振替休日になるが、韓国ではそうはならない。「残念でした」 で終わり。
また日本では、以前は日にちが固定されていた成人の日(1月15日)や海の日(7月20日)、敬老の日(9月15日)、体育の日(10月10日)が、今では 「何月の第何月曜日」 のように、必ず連休になるように変わった。ハッピーマンデーとか言ったか。
そんなこんなで何となく、日本の方が祝日が多いような印象があるのだが、調べてみると実は大差ないのだ。
日本は、元日(1月1日)、成人の日(1月第2月曜)、建国記念の日(2月11日)、春分の日(3月20日)、昭和の日(4月29日)、憲法記念日(5月3日)、みどりの日(5月4日)、こどもの日(5月5日)、海の日(7月第3月曜)、敬老の日(9月第3月曜)、秋分の日(9月22日)、体育の日(10月第2月曜)、文化の日(11月3日)、勤労感謝の日(11月23日)、天皇誕生日(12月23日)の15日。
韓国は、元日(1月1日)、「3・1節」(3月1日)、こどもの日(5月5日)、顕忠日(6月6日)、光復節(8月15日)、開天節(10月3日)、クリスマス(12月25日)、旧正月(陰暦1月1日から3日間連休)、釈迦の生誕日(陰暦4月8日)、秋夕(陰暦8月15日前後3日間連休)の14日。
しかし韓国では祝日の数がだんだん減ってきている。植樹の日(4月5日)や制憲節(7月17日)、ハングルの日(10月9日)など、以前は祝日だったが現在は祝日から除外されたという日も8日ある。(公共機関の週40時間勤務制度実施に伴って、などの理由で)
また、日本のように振替休日制度を導入しようという意見が上がっていたこともあったのだが、企業が従業員に休日手当を支払わねばならない、時給制や日雇い労働者の収入が減る、生産量にばらつきが出る、などの理由で反対意見が多く、実現には至っていない。
さて、2010年から始まった 「
韓国訪問の年(Visit Korea Year)」 もいよいよ今年が最後の年。日本からも大勢の観光客が訪れるゴールデンウィークは、韓国にとっても日本の旅行会社にとっても稼ぎどき。ゴールデンウィーク期間の格安ツアーや、短期集中語学研修のコースなども用意し、各社、日本人観光客誘致に力を入れているようだ。
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