外国チーム花火 1
つづき
さて腹ごしらえもできたところで、ビーチへ。この花火大会は、広安里ビーチだけでなく二妓台方面や海雲台方面、または金蓮山の上からなどいろいろなところから楽しむことができるが、私は毎年ビーチで見ている。
ビーチは人も多くてかなり混雑するのだが、打ち上げられた花火がまるで自分の方に降ってくるのではないかと思うほどの臨場感と迫力が好きで、ビーチで見るようにしている。
22日・23日両日とも花火は20~21時の予定。ビーチに到着したのは開始ほぼ1時間前の19時ごろ。毎年、2日目の花火の方がメインなので1日目より2日目の方が混雑するのだが、それにしてもこの日(22日)はやけに人が少なかった。昨年は2日目だとビーチに行ったころにはもうかなりの人がビーチを埋め尽くしていて、席を確保するのにコツが必要だったが、それに比べると ”ガラガラ” だ。
その後、じわじわと人が増えてきたが、それでも結局最後まで、昨年の2日目のように砂浜が人で埋め尽くされるということにはならなかった。23日の韓国チームの花火を見に来る人の方が圧倒的に多いのだろう。
23日の韓国チームの花火では、この広安大橋(ダイアモンド・ブリッジ▲)の上からも、”ナイアガラの滝” の花火が披露される。
今年は、花火が始まる時間までの18~20時の間もビーチで特別公演が行われたそうだ。広安里ビーチも1.7kmと長いので、舞台から離れた場所に座っていると、何となく賑やかな音楽が聞こえてくるという程度で具体的にどんな公演かは分からなかったが、何やら賑わっている様子はうかがえた。
花火が始まるまでの間、ビーチ上では見物客を目当てにモノを売りに来る人がひっきりなしに行ったり来たり。けっこう寒いので毛布を売る人もいれば、カラフルな夜光棒を売るおじさん、またフライドチキンやお餅、おせんべいなどの食べ物を売るおばさんたちも多い。
この写真(▲)の中央やや右あたりに3人の警官が立っている。もともと花火大会のときには大勢の警官が巡回しているのだが、この警官たちはビーチにひっくり返って大の字になってしまっている酔っ払いのおじさんに、苦戦しているのだった。
「そんなところに寝ていると風邪引きますよ」 とか 「花火を見に来る人たちの邪魔になりますから」 などとうながしている様子だが、おじさんはベロンベロンで起きてくれない。結局しばらくして、警官数人がかりでかかえてその場から移動させていた。
そんなふうに人間ウォッチングをしていると、待っている時間もさほど苦にならない。また、花火開始を待つ見物客へのサービスだろうか、19:00、19:30、19:45とそれぞれ1発ずつ花火が打ちあがる。そして20時を10分ぐらい回った頃、いよいよ海外チームの花火が始まった。
つづく
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