隠れているブタを探せ!!
つづき
さて続いて、極楽浄土を開いた阿弥陀如来を奉る 「極楽殿」 の見学。この場所に来るや、同行していた韓国人通訳の方が 「皆さん、この建物の中にブタが隠れています。どこにあるか分かりますか?」 と。
以前、韓国の人気テレビ番組 「일박이일(1泊2日)」 の中で、「極楽殿の中に隠れているブタを探せ」 というミッションが出たそうで、結局番組の中では探し出せなかったというそのブタは、こちら(▼)。
ちょうど 「極楽殿」 と書かれた扁額の裏側に隠れるように、一匹の木彫りのブタが。周りが極彩色で彩られているので少々見にくいが、ブタというよりはイノシシのような顔のとがった、切れ長の目のブタがいる。こうやって横から見ると見えるが、正面からだと扁額で隠れて見えない。もともと、ある観光客によってこのブタの存在が明らかになったのだそうだ。
木造建築の 「極楽殿」 は임진왜란(壬辰倭乱=文禄・慶長の役)で焼失し、1750年に再建されたそうだ。
さてここには、上記の建物に隠れていたブタのほかに、もう1匹のブタがいる。こちらは隠れてはいず、堂々と 「極楽殿」 の正面に、金色に輝いて目立っている(▼)。鋭い牙もあって、ブタというよりはイノシシだ。
これは明らかに最近になって作られたものだろうが、この黄金のブタに触ると宝くじに当たるとかお金持ちになると言われていて、訪れていた修学旅行生たちも熱心になでていた。たくさんの人になでられて、さらにツルツルのピカピカに。
韓国ではブタは縁起のよい動物とされる。韓国語でブタは 「돼지(テジ)」 だが、「豚」 という漢字は 「돈(トン)」 と発音する。お金も同じく 「돈(トン)」 であることから、商売や事業を新たに始めるときなどにはその成功を願って、本物の豚の頭部をお供えし、口にお札をはさむという儀式を今でも行っている。
また、日本と同じように十二支がある韓国だが、12の動物のうち唯一日本と違うのがブタ。日本の 「亥」 は韓国ではブタなのだ。このように縁起もよく、食べてもおいしい豚は韓国人にとってはとても親しみを感じる動物なのだ。
さて、仏国寺の中を大まかに見学して、再び国宝に指定されている4つの階段(▼)のところまで戻ってきた。この位置から写真を撮ると、4つの階段が全て収まるので写真スポットになっているのだそうだ。
ガイドさんの説明のおかげで、さらに楽しく見学することができた仏国寺。ここを出発したのは12:30過ぎ。おなかも空いたところで、バスはこの日の昼食場所へと向かった。
つづく
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