塩田貞治さんと歌謡大会 

dilbelau

2010年06月29日 17:10

先日、「第7回日本歌謡大会」 が慶星大学で開かれると聞き、夫と見に行ってみた。在釜山日本国総領事館・対馬市・釜山韓日文化交流協会の3者の主催で開かれるこの大会は、韓国人が日本語の歌を日本語で歌い、その実力を競うというものだ。

6年前の2004年に始まったこの歌謡大会。第1回の時は応募が44グループだったものが年々参加者数が増え、昨年の第6回の時には136グループにまで増えたのだそうだ。この歌謡大会が広く周知されるようになったということもあろうが、韓国における日本の歌やドラマなどの人気がますます高まってきていることも、その一因であろう。

審査員は、東亜大学の音楽学科教授や在釜山日本国総領事館の領事、そして後に登場する在韓日本人歌手・吉田美穂さん。歌唱力や舞台マナー、日本語の発音など7項目で審査するのだそうだ。

入賞者への賞品が豪華なのも、参加者が年々増えることのもう一つの理由かもしれない。

大賞1チームには東京・京都などの日本研修9泊10日(2名)、金賞1チームには同研修(1名)、銀賞2チームには対馬研修およびチング音楽祭参加2泊3日(各1名)、銅賞2チームには対馬旅行2泊3日(各1名)、そしてこの他にも九州観光推進機構賞や人気賞として、釜山-福岡高速船往復乗船券やホテル・旅館宿泊券などが用意されている。

さて、各関係者の挨拶の後、司会者が ”この大会も、年々参加者のレベルが上がってきていますから、それに合わせて大会もグレードアップさせました” と、この大会に招待した3人の日本人の紹介をした。

まず、全体の司会者とは別に、各参加チームの進行を担当する塩田貞治氏(▼)。2002年にTBSの 『世界ウルルン滞在記』 で韓国の米農家に滞在したのをきっかけに、2004年から2年間韓国の慶煕大学に留学し、現在はソウルの演劇学校に通う俳優さんなのだそうだ。



映画 『卓球温泉』、『のんきな姉さん』 などに出演、また2006年には韓国映画 『눈부신 하루(まぶしい一日~空港男女)』 の主演もつとめたのだそうだ。また、今年3月までNHK教育 『テレビでハングル講座』 のスキットドラマにレギュラー出演したりと、さまざまな場で活躍されているとのこと。

また最近 『IT’s SEOUL』 という本を出版された。これは自身の友人が韓国旅行を楽しめず、 ”二度と行きたくない” と言われたのがきっかけで書いたガイドブック。少しでも韓国を好きになって帰ってほしい、という想いを込めて書いたそうだ。

先日この本の出版記念イベントも行ったそうで、この日は本を2冊持参。歌謡大会の出場者にプレゼントしていた。

夫も私も彼のことはこの日まで知らなかったが、会場に来ていた女子高校生らしき一団は、彼がステージに登場するなり ”キャァ~!!” と黄色い歓声を上げていた。

さて、塩田氏の進行によりいよいよ15組の出場者が、それぞれの歌声を披露する。



中島美嘉の 「WILL」 を歌う女子大学生(▼)。堂々としたものだ。



つづく

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