'10.4.24(土)300歳のお引っ越し

dilbelau

2010年04月24日 14:14

夫と 「kichen 三谷屋」 へ向かうべく、家からセンタムシティーまでのんびり歩いて行った先週の日曜日。
水営江にかかる橋を渡りきったところあたりに植えられている、大きな2本の木。新世界百貨店のすぐ近くだ。まだ植えられて間もないことが見て取れるその2本の木のことは、先日ニュースで見たことがあった。





どういう経緯でこの2本の榎の木がここに移植されることになったのか。榎の木の由来は・・・。
以下、『뉴스천지(ニュース天地)』 정인선記者・3月26日付けの記事より。

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300歳になる釜山・가덕도(加徳島)の榎の木が、海雲台の 「나루공원(ナル公園)」(* 나루=渡し場)に新しい巣を構えた。

釜山市は新港湾コンテナ背後用地の造成、および加徳島周回道路開設のため、枯死危機に瀕している강서구(江西区)・천가洞(加徳島)・율리村の榎の木2株を、海雲台・나루공원(ナル公園)に移植する。

300歳になるこの榎の木は、高さ10~12m、根元の直径1.3~1.4m、重さ100トンほどの老巨樹だ。

海雲台区が主管となって進められる、今回の榎の木の移植は、陸上経由で移動させるには高架道路や交通規制など多くの制約があり、バージ船を活用した海上運送方式を採用する計画だ。



(29日バージ船を利用した、榎の木運送予想図=写真提供・釜山市)

榎の木は、28日までに栄養剤の投入、樹皮巻き、剪定、削る作業、樹冠を束ねる、などの作業を終え、29日バージ船を使って加徳島から佑洞港まで約60キロを海上運送する。続いて30日、佑洞からナル公園までの約1キロは、陸上運送する予定だ。

海雲台区は、運送された榎の木を来月(4月)4日にナル公園に植栽し、保護樹として指定する方針だ。



(榎の木の運送経路図=写真提供・釜山市)
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上記は、3月26日のまだ移植される前に書かれた記事だが、実際には3月29日加徳島を出発した榎の木は、予定通りバージ船(60km)と陸路(1km)を使って海雲台まで運ばれたそうだ。

4月2日には、海雲台ナル公園で허남식(許南植)釜山市長と배덕광海雲台区庁長、加徳島율리村の代表など、100余名が参席する中、榎の木を保護樹に指定する行事が行なわれたとのこと。

海を渡って運ばれてきた榎の木。
うまく根付いてこれからもっと長生きしてほしいものだ。

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